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【例文付き】メキシコのスペイン語スラング31選!褒め言葉から悪口まで

¡Hola!

元外大生のスペイン語ブロガー、チカ(@Chica_espana0)です!

チカのアイコン画像チカ

今日はメキシコのスラングたちを紹介します!



スペインや他の中南米の国々とは違う、独自の表現が特に多いメキシコ

分からないと会話が成り立たないくらい頻出のものばかりなので、留学、ワーホリ、旅行でメキシコに行く人は要チェック!!

褒め言葉、悪口、挨拶・掛け声、相打ち、名詞ごとに章を分けて、わかりやすく紹介していきます!

早速レッツゴー!!






目次

メキシコのスラングの特徴

スペインなどの他のスペイン語圏に比べて、特に独特な表現が多いとされているメキシコのスペイン語

日本で売られている一般的な参考書だけを持って行くと、現地の言い回しとのギャップにびっくりしてしまうかもしれません。

特に「Chingar」という動詞から派生した言葉や、「Madre(母親)」を含む表現は、メキシコを代表するスラング。

同じ単語を使っていても、状況によって全く異なる意味になることもあります。

そこで今回は、メキシコのスラングを

  • 褒め言葉
  • 悪口
  • 挨拶・掛け声
  • 相打ち
  • 名詞

の5つのカテゴリーに分けて紹介していきます。

例文も添えているので、ぜひ状況に合った使い方をマスターしてくださいね。



メキシコの褒め言葉スラング4選

日本語で言う「やばい」「めっちゃいい」「最高」に当たる言葉たち。

「 ¡Qué~~~!」のような感嘆詞にして使うことが多いです。


1.Chido/a(チド/チダ)

とても良い/素敵な


人や、物などに。

「Lindo」と同じ意味で使われます。

¿Te gustó el libro? – Sí, está chido.

その本気に入った?-うん、最高だよ。




2.Padre/padrísimo(パドレ/パドリシモ)

凄い/かっこいい(名詞では「父」)

名詞では「父」という意味ですが、形容詞では「凄い」という意味になります。

「父」という意味ではどのスペイン語圏でも共通で使われますが、形容詞にして別の意味でも使うのはメキシコならでは。

感嘆詞の形で日常会話に頻繁に登場します。

Ese espectáculo está padre.
このショー最高だな!




3.chingón/chingona(チンゴン/チンゴナ)

とても良い/面白い/優しい/信じられない



一般的に人に対して使われることが多いですが、食べ物や物事に対して等広く使えます。

Eres bien chingón.
お前は最高の奴だよ。

Tu carro está bien chingón.
お前の車めっちゃいいな。



4. Chingo(チンゴ)

沢山の/大量の

国によって全く違う意味になる「Chingo」

メキシコでは「Un chingo de」で「沢山の/大量の」と言う意味になります。

一方、コロンビアでは「小さい」、ベネズエラでは「熱心な」、コスタリカでは「裸の」などと様々な意味があります。

Hace un chingo de frio
めっちゃ寒い。

Tengo un chingo de tarea.
大量に宿題がある。


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「Un montón de」と同じ意味だね








メキシコの悪口スラング7選

かなり強いものばかりなので、できるだけ使わない方が賢明。

ただ知っているだけで、映画や周りの会話の内容が分かりやすくなります。

1. Chingar(チンガール)

頻繁に酒を飲む/酔う/迷惑をかける/性的行為をする

「chingón」や「chingo」と同じ語源を持っています。

こちらもかなり広義の単語。

あまりにも意味が広すぎるので、この動詞一つだけを解説する「chingonario」という辞書が存在するほど。

No me chingues.

いい加減にしろ。(俺を怒らせるな)




2.Pendejo(ペンデホ)

馬鹿な/アホな/弱虫

「Bobo(馬鹿)」や「Gallina(チキン)」に値する言葉。

思いっきり相手を罵りたいときは「Pinche」と併用すると効果抜群。

El pendejo de Felipe ni siquiera sabe leer.
馬鹿なフェリペは読むことすらできない。

 ¡Pinche pendejo!
くそばかったれ!




3.Pinche(ピンチェ)

最悪な/クソ~

形容詞として「最悪な○○」と言う風にしたり、他の形容詞と併用して「クソ~~」と度合いを高めるために使います。

La comida que traes está muy pinche.

お前が持ってくる飯はくそまずいな!




4.Fresa(フレサ)

金持ちの/気取った

「Pijo」と同じ意味。

お金持ちらしく振舞う上流階級の人を指すスラング。

「Pijo」もそうですが、「気取った」「金持ちぶった」のようなネガティブな意味を含むので、目の前の相手に使うのは避けた方がよさそうです。

もちろん、他の国のように名詞で「苺」の意味もあります

Ese chavo no me cae muy bien, es muy fresa.

その男とはあまり馬が合わない。気取ったやつだよ。



5. Argüendero/a(アルグェンデロ/ラ)

噂好きな/おせっかいな

メキシコでargüendeとは「噂話」のこと。

よってArgüendero/aは「噂好きな/おせっかいな」という意味の形容詞になります。

エルサルバドルでも使うようですが、スペインで聞いたことは無いですね。

 ¡Qué argüendero eres! Déjame en paz.

あんたうるさいね!静かにしてくれよ。




6. Aguado/a(アグアド/ア)

ノリが悪いやつ、弱々しいやつ

「Agua」はどの国でも「水」を表すスペイン語ですが、メキシコでの「Aguado/a」は悪口の意味にもなるので要注意。

パーティーで皆がノリノリの中一人だけ帰りたがったり、誘いを断って家に引きこもるような場合に使うイメージです。

できるだけお互いに使いたくないフレーズですね。

Como es muy aguado, anoche tampoco vino a la fiesta.

あの人すごくノリが悪いから、昨晩のパーティーも来なかったよ。



7. Gacho/a(ガチョ/チャ)

不細工な、悪い

メキシコで「Feo」や「mal」の同義語とされているのがGacho。

音の響きからしてよからぬ雰囲気があります。

Twitterで「Gacho」と検索すると、みんな怒っているか悲しんでいるのでおすすめしません(笑)

 Qué gacho lo de Maria.

マリアのこと、とても残念だったね。


メキシコの挨拶・掛け声スラング6選

話しかけるときや、リアクションするときなどに使えるスラングたち。


1.Güey(グエイ)

お前/馬鹿な

友達への呼びかけとして使ったり、「馬鹿な」と言う意味の形容詞にもなります。

意味の通り、かなりフランクな単語なので、仲のいい同年代に使うのがおすすめ。

スペインでは「Chaval」にあたりそう。

Oye güey, vámonos a la fiesta.

ねえ君、一緒にパーティーに行かない?





2.¡Ándale! (アンダレ)

早く/その通り/わあ!

 ¡órale! (オラレ)と同じ意味。

相手を急かすとき、同意するとき、驚いたときに。

¡Ándale!, ya va siendo hora de que te levantes

さあ、もう起きる時間だよ!




3.¡Híjole! (イッホレ)

わあ!/あっ!/え!

驚いた時の掛け声に。

¡Híjole se me olvido la tarea!

あ!宿題やるのすっかり忘れてた!


4.¡Caray!(カライ)

わあ!/あっ!/え!

¡Híjole! (イッホレ)と同じ意味。

驚いたときにどうぞ。


5.¿Qué onda?(ケ オンダ?)

調子はどう?/元気?

「¿Qué tal?」と同じ意味。

「onda」は名詞で「波」を意味します。



6.¿Bueno?(ブエノ)

もしもし

「Bueno」といえば、各国共通で「良い」という意味の定番フレーズですが、メキシコでは「もしもし」の意味でも使われます。

スペインでは電話に出るとき「Hola.(オラ)」か「Dígame.(ディガメ)」が普通なので、初めて聞いたときはびっくりしました。

ちなみにスペインで「¿Bueno?」と言うと、「それで?」や「それじゃあ…」のような意味になります。




メキシコの相打ちスラング8選

会話の相打ちやリアクションに使えるスラングたち。



1.Me vale madre.(メバレマドレ)

どうでもいい

「No me importa.」と同義。

本や音楽の作品名としてもよく見られ、「¡Me Vale Madres!: Mantras Mexicanos Para La Libreacion de el Espiritu」はメキシコを代表するスピリチュアル系ガイドブックの1つとして知られています。

Me vale madre lo que digan.

何と言われようがどうでもいい。



 2.a toda madre(アトダマドレ)

素晴らしい/最高の

こちらもメキシコで使われるスラング。

「Padre」とか「Madre」はメキシコでは色々な意味で使われます。

lo pasamos a toda madre.

昨日はとっても楽しかった。




3.Neta(ネタ)

本当/マジ

「Verdad」の同義語。

Es neta lo que me dijiste ayer.

君が昨日言っていたことは本当だった。



4.¿A poco?(ア ポコ)

本当?

「a poco」で「neta」と同じく「本当」を意味します。



5.No mames.(ノマメス)

嘘だろ?!まじかよ!

信じられないような出来事に遭遇した時や、驚いたときに。



6.¿Mande?(マンデ?)

何?

相手の言ったことが聴き取れなかったときに。

「¿Qué?」「¿Cómo?」「Dime」と同じ意味です。



7. ¡Qué buena/ mala onda!(ケブエナ/マラオンダ)

最高/最低!

¡Qué buena!はスペインでも使いますが、「¡Mala onda!」はメキシコならでは。


8.¡No manches!(ノマンチェス)

嘘だろ?!

直訳すると「汚すな!」

でも、メキシコでは「嘘だろ?!」という意味で頻繁に使われます。

友達や家族の間で使う言葉なので、ビジネスの場面では言っちゃ駄目よ。





メキシコ特有の名詞6選

メキシコでは身近な名詞や、公共交通機関の呼び方までちょっと違う。

実際に訪れるときはメキシコのスペイン語に特化した会話帳を持って行くことをおすすめします。

1.Cruda(クルーダ)

二日酔い

大量にお酒を飲んだ次の日にどうぞ。

スペインでは「resaca」と言います。

Tengo cruda.

二日酔いになった。



2.Botanas(ボタナス)

前菜

スペインでいう「aperitivoやentrante」のこと。



3.Camión(カミオン)

バス/トラック

スペインでは「トラック」を指しますが、メキシコでは「バス」の意味も。

観光で行くときは間違えないように気を付けたい。

Ahí está la parada de camión.

そこにバス停がある。



4.Carro(カロ)

スペインでは「Coche」、中南米の他の地域では「Auto」と呼ぶこともあります。



5.Chavo/a(チャボ/チャバ)

男/女

若者に対して使われる砕けた表現。

形容詞を伴って「~なあいつ」と言う意味にしたり、呼びかけに使われます。

「Chaval」と同じで、少々失礼な呼び方なので、フォーマルな場所では使えません。

6. De a grapa(デアグラパ)

無料

スペインでの「Gratis」にあたる言葉。

メキシコでは「無料」という意味の熟語として使われます。

Esta casa fue de a grapa.

この家無料だったの。





まとめ

いかがでしょうか。

メキシコの方言はとても独特なので、他の国では通じないこともしばしば。

ぜひスペイン語圏のいろんな国と比較して、お気に入りの表現を見つけてみて!

このブログでは、様々なスラングを中心に実用的なスペイン語表現や文化を紹介しています。

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