¡Hola!
外国語学部スペイン語学科出身のチカ(@Chica_espana0)です!

今日のテーマは「外国語大学でスペイン語を専攻するメリット」
近年、スペイン語への関心が高まり、スクールやオンライン教材なども増えてきていますよね。
そんな中でも昔から人気を保ち続けているのが「外国語大学」
独学やスクールで勉強するのと何が違うのか。メリットは?
今回は私が実際に在籍して感じたメリットを紹介していきます♪
早速レッツゴー!!
外国語大学卒の筆者の経歴
まずは私の自己紹介から。
2015年 外国語大学スペイン語学科入学
2017年 スペインに1年間留学
2018年 ニュージーランドでワーホリ
2020年 外国語大学スペイン語学科卒業
大学は4年制でしたが、一年休学してワーキングホリデーをしたので実際は5年間在籍していました。
入学した外国語大学は全校生徒約2000人のとても小さな大学。
校外に位置していたので、のんびりとした雰囲気でのびのびと勉強に打ち込むことができました。
この記事を書こうと思ったきっかけ
そもそもどうして「外国語大学でスペイン語を専攻するメリット」を紹介しようと思ったのか。
それは日本で就活していた時に面接でこう言われたから

どうしてスペイン語スクールじゃなくて外国語大学を選んだの?
そうか!!!
そんな見方もあったんだ!!!!
進学したきっかけは「大学に行くならスペイン語にしか興味がないから」という単純な物でしたが、それが外国語大学じゃなくても実現できる場所があったなんて!!!
当時の私はそんなことにも気づかないくらい「スペイン語を勉強するなら外国語大学」と思い込んでいたのです。
でも、わざわざ4年間外国語大学でスペイン語を専攻するメリットはいっぱいある!!!
それは誰よりも私が知っている!!!
なぜなら実際に在籍していたから!!!!!!
ということで、改めてそのメリットを整理して、広く世間に外国語大学の魅力を伝えようという目的でこの記事を書きました。

自分のための備忘録でもある
外国語大学でスペイン語を専攻するメリット

英語+スペイン語+α勉強できる
外国語大学では、他大学に比べ学習できる外国語のラインナップが多い!!
専攻科目のスペイン語に加え、英語や中国語、韓国語、ロシア語、イタリア語、フランス語など様々な外国語を勉強することが出来ます。
大学なので、これらの授業は専攻言語以外でも受講可能。
言ってしまえば「外国語の食べ放題」みたいなものなのです!!
私が在学していた時も、クラスメートの半数以上が3,4か国語を学んでいました。
教授のレベルも高く、全く知らない言語でも1年間の受講で一通りの文法を習得することが可能。
言語ごとにコースを選択したりするスクールやオンライン教材では味わえない、特別な満腹感があります。

私はスペイン語、英語、ポーランド語、日本語を勉強したよ!
スペイン語圏の文化史や文学を学べる
独学やスペイン語スクールでは、一番重要視されるのは「語学力の習得」
よって、DELEや西検などの対策やビジネス会話に特化した授業が多いですよね。
一方外国語大学は、「現地の歴史、文化、言語に関わる全て」を学ぶ場所。
一週間のうち、半数以上の授業が「言語」以外をテーマにした内容でした。
「ラテンアメリカ文学」でフリオコルタサルの小説をスペイン語で読んだり…
「スペインの経済」で現地の経済が社会にどのように影響を与えているかを学んだり…
ゼミ活動で「冠詞の不規則使用」についてスペイン語論文を原文で読んだり…
大学以外の場所ではなかなか触れることが出来ないディープなテーマを、時間をかけてゆっくり学べるのは外国語大学の大きなメリットです。

駐日スペイン大使が講演に来た時は、直接意見交換することも出来たよ!
スペイン語関連のイベントが多い
外国語大学では、他大学に比べ文化祭も異国情緒あふれています。
スペイン語圏に由来する食べ物を屋台で販売したり、フラメンコのパフォーマンスが行われたり、学生によるスペイン語劇を上演したり…
こういったスペイン語関連イベントが多いので、自然とサークル活動もスペイン語色が強いものばかりになります。
時には他大学のスペイン語学科や、スペイン語圏の文化で活躍するプロと交流することも。
私はいくつかスペイン語系のサークルに所属していましたが、就活の面接や他大学の友達に話すといつも珍しそうに聞いてもらえるので、鉄板ネタのようになっています(笑)

スペイン語劇で50年代のスペイン衣装をこの手で再現したのはいい思い出
国公立なら授業料が安い
国公立大学なら、一年間の授業料は50万円程度。
一か月あたり5万円未満で、毎日7時間以上権威ある教授からスペイン語を学べる。
しかもスペイン語だけじゃなく、他の外国語も!!!
言語オタクにはたまらない、最高の場所と言っても過言ではないでしょう。
一方スクールやオンライン教材だと、一ヶ月4回の授業で約1万円~。
単純に価格で比較すると、外国語大学の方がお得感があります。

マックスで授業をとると、一回(90分)あたり700円。安い。
留学関連の奨学金制度が多い
留学をしに海外へ飛び出す人が多いのが外大生。
しかし、自分自身の貯金だけで行く人はごくわずか。
自費だけで行こうと思うと、初期費用や現地での生活費などで数百万円はかかります。
私が在籍していた大学では、スペイン語圏で有効な独自の奨学金制度が多く、大半の生徒がこれを利用していました。

もちろん返済不要の給付型!有難い!!
この制度を使って私は50万円の奨学金を獲得し、1年間の長期アルカラ留学を格安で実現することが出来ました。
日本には他大学生や社会人が利用できる奨学金(JASSO,トビタテ、ロータリークラブ等)が数多くありますが、審査が厳しく倍率が高いのが現実。
外国語大学独自の奨学金なら、比較的誰でも申請でき、合格倍率も低いです。(しかもJASSOなどの一般奨学金も同時に応募できる)
もし将来的に留学を検討しているのであれば、制度の充実と言う点からも外国語大学はおすすめです。

制度がしっかりしているから留学に行く人も多いんだね
海外志向が高いクラスメートに出会える
専攻のスペイン語以外の言語の国に留学したり、1年かけてバックパッカーで世界を一周したり、ワーキングホリデー先でちょっとしたビジネスをしてみたり…
外国語大学では、クラスメートの個性がとっても強い。
普通に生活していたらなかなか出会えないような、インターナショナルな経歴の持ち主が沢山います。
かくいう私も、
アルカラで1年留学→ヨーロッパ1周バックパッカー→NZワーホリ(ヒッピー村でバイト)→外国語大学在学中にスペイン人と国際結婚
という濃い過去の持ち主。
こんな大胆な行動がとれたのも、おおらかな学校の雰囲気と、日本の常識にとらわれない仲間たちに囲まれたおかげです。

常に視野が広い人が近くにいるだけで、自分の人生が大きく変わる気がする
外国語大学に入った感想

本当に、本当に楽しくてあっという間の5年間でした。
毎日スペイン語に触れ、スペイン語について語り、スペイン語で意見を発信して…
外国語が好きな人にとっては、この上ない有意義な大学生活になること間違いなしです。
もし生まれ変わってまた大学に行くことになったら、間違いなく外国語大学でスペイン語を専攻することでしょう(笑)
「スペイン語気になるけど、独学か外国語大学どっちで勉強するほうがいいんだろう」
そんな疑問を持っている人に少しでもお役に立てれば光栄です。
外国語大学でスペイン語を専攻するメリット
まとめ
外国語大学でスペイン語を専攻するメリットを紹介してみました。
学べる外国語や文化の幅、お手頃な授業料、豊富な奨学金制度、海外志向強い仲間。
書き出したらきりがない位魅力的な場所です。
就活であんな質問をされたくらいだから、世の中にはもっと同じような疑問を持っている人が多いはず!!!
そんな人に少しでも役に立てれば嬉しいです。
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是非他の記事も読んでみてくださいね!
ではではまた会いましょう、Chao!
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