¡Hola!
スペイン人夫と結婚して日本で幸せに暮らしているChica.(@Chica_espana0)です!

今日は「私たちが学生結婚・国際結婚に踏み切れた理由」!
実は私は大学3年生の時に知り合ったスペイン人男性と、大学4年生の時に結婚しています。
客観的にみると珍しい経歴ですが、私たちがどうして学生結婚・国際結婚に踏み切れたのか、その理由を4つご紹介します!
丁度今学生で外国人パートナーと結婚を考えている人にとって、少しでも参考になれると嬉しいです。
早速レッツゴー!!
学生×国際結婚までの経緯
交際期間 | 大学 | 経緯 |
---|---|---|
0か月 | 3年生 | スペイン留学中に夫と知り合う |
1か月 | 3年生 | 私が日本に帰国、遠距離恋愛の開始 |
1年 | 休学 | 夫がワーホリビザで来日 |
1年半 | 4年生 | 夫の就労ビザ取得失敗 |
2年 | 4年生 | 日本で入籍 |
初めての彼氏がスペイン人だった!
プロフィールにもある通り、大学時代に1年間スペイン留学をした筆者。
当時は恋愛経験ゼロ、コミュ力ゼロのディズニーオタクだった私ですが、マドリードで運命のプリンスに出会います。
それが将来の彼氏であり、現在の夫です。
生まれて初めてできた彼氏、しかも当時私は21歳の大学生、夫は28歳の生粋のマドリード人。
残念ながら、付き合って1か月後に私は日本に帰国したのですが、その後1年間ほど遠距離恋愛を続けました。
彼氏がワーホリビザで日本に来日
出会って2年目、遠距離恋愛を始めて1年、念願かなって夫がワーキングホリデービザを取り、日本に来てくれました。
この時点で夫は既に30歳。
実は、ワーキングホリデービザ取得には、「30歳以下であること」という条件があります。
つまり夫は一生に一度の最後の機会に、ギリギリのタイミングで日本に来てくれました。
今思えば、もしこの時ワーホリビザが取れなければ、長期間同棲することもできず、結婚もしていなかったかもしれません。

お互い、結婚する前に同棲したい派だったからね!
日本で学生×国際結婚
実は当初の予定では、夫がワーホリビザが切れる前に就労ビザを申請し、引き続き日本で同棲を続ける予定でした。
しかし就労ビザの手続きの最中で、夫がビザの取得条件を満たさないことが発覚!!
(就労ビザの取得には、政府が定める学歴を保有しなければいけませんでした。)
ここに来てまさかの理由で計画がパー。
こうなったら結婚して配偶者ビザを取るしか道がない!
当時私はまだ大学4年生。
自分でもびっくりするほどトントン拍子に「学生結婚」かつ「国際結婚」が実現してしまったのでした。

元々いつかは結婚する予定だったから問題ナシ!
日本での配偶者ビザの手続きや、結婚に至るまでのエピソードはこちらの記事を見てみてくださいね♪
さて、ざっとこれまでの結婚の経緯を話したところで、早速結婚に踏み切れた理由を紹介していこうと思います。
学生×国際結婚に踏み切れた理由

普通の結婚とは違い、「学生で」しかも「外国人と」結婚することになってしまった私。
留学前はまさか恋愛経験すらなかった私がこんなことになるなんて、思いもしませんでした。
もちろん、入籍を決めるまでの数か月間、悩みに悩んだ時期もありました。
国際結婚した人の7割が結局離婚していること、結婚するにあたり夫婦のどちらかが相手の国に移住しないといけないこと、そもそも自分はまだ学生であること…
沢山のリスクがありながら、どうして結婚に踏み切れのか。
理由は大きく分けて4つです。
遠距離恋愛がしんどくなった
留学期間中にスペインで1か月交際、その後1年間遠距離恋愛を経た後、結婚直前の1年間は夫と日本で同棲していました。
日本で同棲を初めて数か月、いよいよ夫のワーホリビザが切れるという時、これからどうするか二人で話し合いました。
当時私はまだ大学生で、日本のでの就職先も決まっていたので日本からは出られない。
その時の選択肢は「何らかのビザを取って夫が日本に留まる」または「遠距離恋愛に戻る」でした。
夫がどのようなビザをとれるかはさておき、少なくとも「遠距離恋愛に戻る」だけはもう嫌だ、という結論に至りました。
遠距離恋愛はとっても大変
既に遠距離の国際恋愛をしている人ならわかると思いますが、国をまたいだ恋愛は本当に大変。
- 電話をかけるにも8時間の時差。
- 1年に1度会えるか会えないか。
- 一回のデートに2週間、10万円はかかる。
- 相手が遠すぎて付き合っているのかすらわからなくなる。
私たちの場合、日本で同棲を始める前に既に1年間、スペインと日本で遠距離恋愛をしていました。
この期間は毎日どちらかが早起きするか夜中まで起きて電話したり、唯一直接会える夏休みに向けて貯金に励む日々でした。
夫が何らかのビザを取って日本に留まるしかない!
当時私はまだ大学生で、日本のでの就職先も決まっていたので日本からは出られない。
でも遠距離恋愛をしていたあのころには戻りたくない!!
そこで残された選択肢はあと一つ。
「夫が何らかのビザを取って日本に留まる」に託すことになりました。
これが理由②に続きます。
遠距離恋愛がしんどくなった
↓
夫が何らかのビザを取って日本に留まる
配偶者ビザしか一緒にいられる方法がなかった
日本で同棲を初めて数か月。
もう遠距離恋愛に戻りたくはないので、夫に何かしらのビザを取ってもらって、日本の在留資格を引き延ばすことにしました。
夫の場合、1年間のワーホリビザから別のビザに乗り換える方法はたった2つ。
「日本の企業に就職し就労ビザを出してもらう」か「結婚して配偶者ビザを取得する」
就労ビザは取得できなかった
夫はワーホリビザで働きながら、日本で就労ビザを出してくれる会社を探していたのですが、ここで問題発生。
なんと、そもそも夫には学歴の問題上、就労ビザを貰える資格がなかったのです…!
(就労ビザの所得条件の詳細は外務省のHPをのぞいてみてくださいね!)
こうなると、1年間のワーホリビザが切れた後はスペインに帰国しなければいけません。
年齢の問題もあり、もう他の国のワーホリビザも取得できません。
私もまだ大学が1年残っているし、日本での就職内定が決まったばかりなのでスペインには行けない。
残された選択肢は、「結婚して配偶者ビザを取る」のみでした。
※何のビザも取らず、3ヵ月間ごとにスペインに帰国しながら日本で同棲を続けることもできましたが、費用がかさむうえ夫の日本での就労資格がなくなるので、私たちの場合現実的ではないと判断しました
一緒に居たいなら配偶者ビザを取るしかない
ワーホリビザも残り数か月。
せっかく夫の就職先も決まり、専門業者にビザ発行の依頼をかけていた時に発覚した「就労ビザ発行条件」
あまりにも寝耳に水過ぎて、夫からその事実を知らされた瞬間の記憶がありません(笑)
結婚以外、もう一緒にいられる手段がなくなり、急いで結婚手続きにはいりましたが、最終的に夫に配偶ビザが下りたのはワーホリビザが切れるわずか数日前でした…
就労ビザが取れない
↓
配偶者ビザを取る以外、一緒にいられる方法がなかった
双方の両親の理解があった
日本人でもスペイン人でも、結婚するにあたり家族の同意は必要不可欠。
しかも当時私はまだ大学生で、親の扶養に入ったまま。
このような状況なら、結婚を反対する親も多いのではないでしょうか。
幸いにも、私たちの両親はそろって放任主義で、「好きな人と結婚すればいい」と後押しすらしてくれました。
おそらくこのような結果になったのは、
- お互い親元を離れ一人暮らしをしていた
- お互いの両親に事前に外国人と同棲している旨を伝えていた
- 私が大学生とはいえ成人していた
- 夫が社会人だった
などの要因があったからだと思います。
ただ、捉え方は家族によってそれぞれ。
今後の為にも早めに結婚の予定を伝え、少しでも同意を得られやすいようにすることがポイントです。
私たちは、事前に何度もお互いの両親に会って結婚の可能性を伝えていたので、結果的に同意を得やすい環境だったと思います。
両親の理解があった
↓
結婚する決断ができた
国際結婚するとキャリアアップできる
先に言わせてください、ちょっと生々しい話になります(笑)
夫婦のうちどちらかが自国での仕事をやめないといけない国際結婚では、結婚後のキャリアがうまくいくかどうかで結婚生活が維持できるか決まります。
せっかく結婚して日本に来て貰っても、仕事が無かったら生活できないですからね…(泣)
そしてそれは、私たちにとっても大きな心配要素のうちの一つでした。
しかし!!!
調べてみると、むしろ意外とメリットがある!!
結論から言うと、私たちの場合、国際結婚すると夫婦共にキャリアアップできる可能性がありました。
結婚するにあたって、お互いに経済的自立を前提としている私たちにとって、これはとても大きなことです。
スペイン人夫にとってのメリット
元々ワーホリビザで来日し、アルバイトとして日本の企業に勤務していた夫。
(日本ではワーホリビザではアルバイトとしてしか働くことが出来ません。)
配偶者ビザを手に入れることで、これからは正式に正社員として働ける資格が貰えます。
スペインに帰国しまた一から仕事を探すよりも効率がいいし、正社員として働けるようになるだけでも大きなキャリアアップ。
これは夫にとっても大きなメリットでした。
スペインの経済的背景
ヨーロッパの中でも失業率が高く、今でも若者の50%が職を持たないスペイン。
不安定な経済的背景から、毎年多くのスペイン人が国外に移住し、キャリアアップに向けて就労経験を積んでいます。
夫はスペイン時代、正社員として十分な収入を得ていましたが、それでも雇用情勢は不安定。
その後結婚を機に日本で正社員として雇用されたことで、未経験ながらいわゆるホワイトカラーの職を手にし、スペイン時代よりかなりいい待遇を受けられるようになりました。
(もちろん、ここまでたどり着くのに猛烈に日本語を勉強し、一生懸命就職活動をしていた背景があるのですが…)
これによって、今後夫婦で別の国に移住することになっても、日本でのキャリアを活かし、より良い仕事を探せるようになります。
より安定した仕事があれば、その分結婚生活も安定する!
スペイン人パートナーにとっても、国際結婚はキャリア面でメリットが多いです。
私にとってのメリット
一方、私にとってもスペイン人との結婚はメリットがあります。
日本人がスペイン人と結婚することで、スペインだけでなく、EU加盟国どこでも自由に住んだり働けるようになるのです。
もともと海外志向が強く、いずれは海外就職を希望する私にとっても、これは大きい!
結婚当時はまだ学生で、日本での就職が決まっていましたが、将来の可能性が広がるのは嬉しいことです。
仕事の安定=結婚生活の安定
以上のように私たちの場合、お互いキャリアアップが期待できるというメリットがありました。
夫婦そろってキャリアアップできれば、お互いの身に何かあった時も、長期的に安定した生活を継続することもでき、結果的に関係の維持にもつながります。
逆にいくら愛情があっても、お互い生活基盤がしっかりしていなければ、結婚はハイリスクになってしまいます。
(特に国際結婚は、夫婦のうちどちらかが自国の仕事を辞め、新天地で無職から再出発することが多いので…)
お互いに経済的自立を前提としている私たちにとって、キャリア面でメリットがあるのはとてもありがたかったです。
本当の理由
私たちが学生国際結婚に踏み切れた理由について紹介してみました。
ビザ問題やらメリットやらいろいろ話題に出ましたが、一番の理由は何といってもこれ。
相手のことが好きだから
本当に相手のことが好き。ずっと一緒に居たい。
国際結婚の離婚率の高さだとか、不便な手続きだとか、外国で生活する上でのギャップだとか、挙げたらきりのないデメリットを考慮しても、二人で生きていきたいと思うから。
だから結婚する決断が出来ました。
なんだか話していてめちゃくちゃ恥ずかしいですね!(笑)
でも、ある意味これが結婚の本質だと思います。
もし、この記事を読んでいる方の中で、既にパートナーとの結婚の話題が上がっているのであれば、本当に大好きな相手なのであれば、思い切って国際結婚してみるのもアリです!
まとめ
私たちがどうして学生でありながら国際結婚に踏み切れたのか。
もちろん言うまでもなく、国際結婚のリスクを上回るくらいお互いのことが好きだったから、というのが一番の理由です。
それでも、好き、という理由だけでは結婚まで踏み切りにくいのが国際恋愛。
私たちの場合、以下の4つの理由がとても大きかったです。
- 遠距離恋愛がしんどくなった
- 配偶者ビザを取る以外、一緒にいられる方法がなかった
- 両親の理解があった
- キャリアの面でもプラスになる
ある意味、一緒にいるために消去法で解決策を探した結果が「結婚」でした。
もはや私たちにとって、結婚以外の選択肢はありませんでした。
でも、結果的に大好きな人とずっと一緒にいられる、好きな時にいつでも会えるようになって、大満足です。
これからも、国際結婚やスペイン人との恋愛について沢山情報を発信していきます!
もしどこかの誰かにとって、私のこの小さな経験が役に立てば嬉しいです♪
ではでは、また会いましょう!Chao!
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