¡Hola!
スペイン人夫と結婚して日本で暮らしているChica.(@Chica_espana0)です!
国際結婚の手続きはとても複雑!
そこで、実際に私たちが経験した手続きをわかりやすいようにまとめて行きます♪
全6回のシリーズのうち、今回は第4弾!

テーマは「ステップ④ 日本の役所で婚姻届を提出」
これから結婚手続きや、配偶者ビザ申請をする人たちに向けて、4番目の重要なステップ、「日本の役所で婚姻届を提出」をレポートします!
こちらの記事はシリーズものなので、はじめから読むと手続きの全体像が分かりやすくなります♪是非初めから最後まで読んでみてください♪
ちなみに、このシリーズでご紹介するのは、「日本でスペイン人と結婚する場合」です。
日本以外の国で結婚する人、スペイン人以外と結婚する人は全く違う手続きになるので要注意!
それでは早速レッツゴー!!!
このステップの概要

このステップでは、市区町村の役所で婚姻届を提出していきます。
正直、全ステップの中でこれが一番楽で、束の間の幸せを感じられる瞬間でした(笑)
ですが、油断は禁物。
おおまかな概要は日本人同士の結婚と変わりませんが、ところどころ国際結婚ならではの注意点があります。
大事な必要書類に不備はないか、国際結婚に必要な証明書をちゃんと持っているか、一緒に確認していきましょう!
さて、ステップ④に入る前に必ず読んでもらいたいのが「ステップ③スペイン大使館で手続き」
大使館との領事面接の後に発行してもらう「婚姻要件具備証明書」の貰い方を詳しく説明しています。
この「婚姻要件具備証明書」がないと、ステップ④に進めないので注意してくださいね♪
さらにもう一つ、「結婚後の苗字の決め方」も見ておいてくださいね。手続きに追われて忘れがちですが、婚姻届を提出する前に二人の苗字をどうするか決める必要があります。
では、本題に入っていきましょう!
おすすめの婚姻届提出場所
まずは婚姻届を提出する、おすすめの役所をご紹介。
国際結婚をするにあたり、どの市区町村の役所に提出するべきか、事前に最寄りの区役所で聞いてみました。
すると、
特に提出先の役所に関する決まりはありません。
自分が生まれた場所、現在住む場所、思い入れのある場所、どこでも大丈夫です。
とのこと。
日本人同士の結婚なら、「二人の思い出の場所に、旅行ついでに提出しに行こう♡」とかできるのでしょうが、国際結婚にそんな余裕はありません。(本当はそういうのにすごく憧れていました泣)
国際結婚はとにかく時間がない!!!早くしないとパートナーのビザが切れる!!!!
そこでおすすめの提出先が、
「東京都港区役所」
です。
そう、あの六本木ヒルズや大使館街がある港区の役所。
なぜ港区役所なのかというと、午前中に大使館で手続きした後、その足で午後婚姻届を提出し、次のステップで必要な書類をすぐに手に入れることができるから。
つまり、効率がいい!!!!!
私たちのように地方からわざわざ東京の大使館に面接に行く人たちには特におすすめの方法です。
持ち物
さて、当日の持ち物を紹介します。
一部、ステップ③で貰う証明書や、事前に役所からもらっておく書類などあるので、早めの準備が大事です。
婚姻具備証明書
大使館との領事面接で貰う紙
婚姻届
20歳以上の証人2人の署名と押印が必要。
印鑑
スペイン人パートナーはサインでOK
本人確認書類
パスポート、運転免許証など
日本人の戸籍謄本
本籍地の役所に提出する場合は不要
婚姻届を出す際の注意点
さて、持ち物を確認したところで、提出前の注意点を確認!
私たちが実際に体験した、「事前に知っておくべきこと」を紹介します。
婚姻届の書き方
まずは婚姻届の書き方。
証人の署名欄以外は全て日本語で記入しましょう。
パートナーの名前も、アルファベットを使わず、カタカナで書いてください。
日本人同士の結婚でも、国際結婚でも、共通して「証人2名の署名と印鑑」が必要になります。
もし地方に住んでいて、港区役所で婚姻届を出す際は、東京に来る前に知人に署名してもらっておくとスムーズ。
日本に住民票があれば、証人は外国人でも大丈夫です。その場合、本籍の欄については「国名」のみ記入すればOKです。
私たちは、地元の共通の友人にサインをもらいました。
その他の細かい部分は、自治体によって記入方法が異なることもあるので、提出するときに職員さんに教えてもらいながら埋めるのがおすすめ。
婚姻届の貰い方
最寄りの役所に行くか、インターネットでダウンロードすることも可能。
ネット上には、可愛い柄やキャラクターのものもあります。
ちらっと調べた中で、おすすめのサイトを紹介しておきます。
婚姻届製作所

キャラクターが可愛い。多くが有料ですが、スペイン人パートナーも喜ぶこと間違いなし。
公式HPは【こちら】
anniversaire

無料デザインが豊富。もちろん、全て役所に提出可能です。
公式HPは【こちら】
ちなみに私たちは、最寄りの役所で貰ってきた婚姻届を使いました。
当時は書類集めに必死で「早く結婚させてくれ」としか考えていなかったのですが(笑)、今調べてみるとこんなに可愛い婚姻届が沢山あって驚きです。
身だしなみ
婚姻届を提出する際は、オシャレした方がいい!!
なぜなら、役所で受理された時に職員さんが婚姻届と一緒に写真を撮ってくれるから。
私たちはそんなこともつゆ知らず。
地方から夜行バスで東京に行き、シャワーも浴びずに大使館と役所に行ってボロボロの格好で写真撮影(笑)
インスタとかでよく見る「私たち、結婚しました!」ショットとはかけ離れた、疾走感と疲労感溢れる写真を撮ってもらいました(泣)
一生の思い出になる婚姻届の提出、是非おしゃれをして行ってくださいね♪
提出後の流れ
さて、ようやく婚姻届を提出して幸せムードの中すみませんが、立ち止まっている暇はありません!
すぐにしなくてはいけないことが沢山待っています!!
役所で婚姻届を出したら、その場で「婚姻受理証明書」を貰いましょう。
次に説明する戸籍謄本と、日本語訳と一緒に大使館に郵送する必要があります。
本籍の役所か、郵送、コンビニなどで新しい戸籍謄本を貰います。
新しい戸籍謄本にはパートナーと結婚している旨が書かれています。
1通は大使館に郵送し、もう一通は入国管理局に提出します(ステップ⑤)
「婚姻受理証明書」と「入籍済みの新たな戸籍謄本」のスペイン語訳を書きます。
フォーマットなどは特に決まっていないですが、書き方の例は「ステップ② 必要書類の取り寄せ」にあるので要チェック!
上記の3点と、「大使館備え付けの婚姻済届出用紙」(領事面接の日にもらえます)を記入して、大使館に郵送します。
ここまでの一連の流れを、領事面接から2週間以内に済ませなければいけません。
書類を郵送してから2週間程度で「Libro de familia」と、「Certificado de matrimoio」が郵送されます。
「Libro de familia」はスペイン版の戸籍謄本のようなもので、これからスペインに行く際は必ず必要になる重要書類です。
「Libro de familia」と「Certificado de matrimoio」はまとめて「結婚証明書」として、次のステップで入国管理局に提出します。
ここまで終わって、はじめてステップ⑤に移り、入国管理局に行くことができます。
油断して一つ一つの手続きを忘れてしまわないよう、気を付けてくださいね!
まとめ
以上が「ステップ④ 日本の役所で婚姻届を提出」のまとめです。
ポイントは、役所に婚姻届を提出した後、もう一度大使館に書類を送らないといけないところ。
これを忘れてしまうと、永遠にステップ⑤に移れないので注意してくださいね!
今回の流れの最新情報は、大使館が発行する「スペイン人と日本人が日本国で入籍する」でチェック♪
次回は「ステップ⑤入国管理局にて在留資格変更」を説明していきます!
国際結婚の全工程の中で最難関の山場。
ここでやらかすと、私たちのようにもう1か月手続きに時間がかかって、相手のビザが切れる数日前まで配偶者ビザが貰えないことも(涙)
是非次も読んでみてくださいね!
ではでは、また会いましょう!
Chao!
※紹介しているのは2020年に手続きした時点の情報です。最新情報は必ず公的機関のHPをご覧ください♪
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