¡Hola!
スペイン人夫と結婚して日本で暮らしているChica.(@Chica_espana0)です!
国際結婚の手続きはとても複雑!
そこで、実際に私たちが経験した手続きをわかりやすいようにまとめて行きます♪
全6回のシリーズのうち、今回は第1弾!

テーマは
「ステップ① 情報収集」
これから結婚手続きや、配偶者ビザ申請をする人たちに向けて、最初の重要なステップ、「情報収集」の方法をまとめます!
前回の「ステップ⓪手続きの流れまとめ」を見てからの方が、全体の流れをかなり詳しく把握できるので、そちらもチェックしてみてくださいね!
ちなみに、このシリーズでご紹介するのは、「日本でスペイン人と結婚する場合」です。
日本以外の国で結婚する人、スペイン人以外と結婚する人は全く違う手続きになるので要注意!
それでは早速レッツゴー!!!
私たちの場合
まず、イメージが付きやすいように結婚時の私たちの状況をおさらい!
前回の【ステップ⓪手続きの流れまとめ】でも全く同じ内容を紹介しているので、すでに読んでくださった方は飛ばして次の章から読んでくださいね!
国際結婚は、カップルによって必要書類や申請の流れが異なります。
私たちは「スペイン人と日本人が日本で入籍手続きをする」というパターンで結婚しました。
これと同じパターンの方は、これからご説明する手続きの流れとほとんど同じなので、このまま読み進めてくださいね♪
パートナーの相手の国籍がスペインではない、スペインで入籍手続きをしたい、などの方は、流れが全然違うので要注意!
・スペイン人
・ワーホリビザで来日、滞在
・プロポーズ時、既に8ヵ月間日本で同棲
・日本人
・日本の大学4年生
・スペインに留学中夫と知り合う
御覧の通り、私たちは「学生結婚」かつ「国際結婚」というレアパターンでしたが、「スペイン人と日本人が日本で入籍手続きをする」というパターンの人は、学生結婚でなくてもほぼ同じ流れになります。
(一部夫の在留資格変更の手続き時に偽装結婚を疑われかけ、余分な書類が必要になりましたが…(笑)、それ以外は他の方と同じだと思います)
私たちの場合、同棲を始めた時点では結婚の意志はなかったのですが、夫が日本での就労ビザ取得に失敗したため消去法で結婚することになりました…(笑)
詳しい結婚までの経緯や、結婚を踏み切れた理由はこちらをチェックしてくださいね!
さて、おさらいができたところで、本題の「情報収集の方法」に入っていきましょう♪
情報収集のコツ①
一連の手続きの全体像を知る
私のブログを見てくださっている方は、既にかなりの情報収集をされていると思います。
私もスペイン人夫と日本で結婚した際、1週間ほどかけて、ありとあらゆる機関から情報を集めました。
そんな私がおすすめする、最も効率的な情報収集の方法、それは「まず最初に一連の手続きの全体像を把握する!」
国際結婚では通常の結婚とは違って、様々な機関で、様々な書類をゲットした後、様々な手続きをすることになります。
人によっては日本各地を行ったり来たりしながら、約6ヵ月かけてやっと一連の手続きが終わります。
この時、少しでも手順を間違えるとかなりのタイムロスになり、パートナーのビザが切れてしまったり、場合によっては入国管理局に申請を却下されることもあります。
(1年前の私も、知識不足なせいで偽装結婚を疑われたり、かなり時間がかかってしまいました)
なので、情報収集の最初にするべきことは「一連の流れを把握し、どこで何をするべきか知る」これに限ります。
私が数日かけて夜通し作ったカラフルな図を見てみましょう。

見ての通り、国際結婚の手続きは大きく分けて6ステップあります。
一見シンプルで簡単そうに見えますが、注目してほしいのは一番左の水色の部分、「所要時間」です。
冗談抜きでこれ位時間がかかります(笑)
そして次に、にゅるっと出ているオレンジ色の矢印を見てください。
これは「前の機関で発行してもらった書類のうち、次の手続きで必要になる書類」です。
つまり、国際結婚では、ひとつのステップが終わるまで次のステップに進めません。
この時点で背筋に冷や汗を感じますよね…私は今思い出しても鳥肌が立ちます(笑)
効率的に手続きを進めるためにも、全体像は定期的に見返すようにしましょう♪
全体像のまとめは、「ステップ⓪手続きの流れまとめ」に詳しく書いてあるので要チェック!
情報収集のコツ②
自力で手続きするか、プロに頼むか決める
ステップ1で全体像を見てみたところで、次は「それを自分たちでできるかどうか」を考えてみましょう。
実は、通常の結婚とは違って、国際結婚では一連の手続きを行政書士に依頼することができます。
そして、「自分たちだけで手続きする場合」と、「行政書士に頼む場合」では今後の手続きの流れや、知っておく情報が変わってきます。
特にパートナーの滞在可能期間が残り少ない場合や、少しでも不安な場合は一度行政書士に相談してみた方が効率的。
以下に独断と偏見でそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみます。
自力で手続きをする場合
メリット
・費用が安くなる
・本当に結婚できる相手か見極められる
デメリット
・時間とストレスがかかる
・申請が拒否される場合がある
メリットにあげた「本当に結婚できる相手か見極められる」は、残念ながらこれが事実です…
6か月間もわたって一緒に奮闘していると、相手の協力度、価値観、母国での経歴、経済状況が全てわかります。
(必要書類を集めるうちに、嫌でもすべて暴露されてしまうのです…)
ただでさえ、離婚率が7割にも及ぶ国際結婚。
この手続きを一緒にクリアできるかどうかで、いい意味でも、悪い意味でも今後の関係に大きく影響してきます。
デメリットの「申請が拒否される場合がある」は、素人が手続きすると書類の漏れや不手際などにより偽装結婚を疑われる可能性もある、と言う意味です。
(私たちの場合も、私が学生であったこと、経済状況を証明する書類の不備などでかなり怪しまれてしまいました…泣)
行政書士に頼む場合
メリット
・とにかく楽
・申請が通りやすくなる
デメリット
・10万円程度の費用が掛かる
メリットにある「申請が通りやすくなる」というのは、経験豊富なプロに頼むことで成功率が上がる、と言う意味で、必ず手続きが成功すると言う意味ではありません。
せっかくプロに頼んでも、そもそも法務省の定める「配偶者ビザの申請条件」に満たさない場合は許可が下りず、結局パートナーと離れ離れになることもあります。
ただ、そんなデメリットを考慮しても、手続きがかなり楽になるので頼んでみる価値は大!
おおまかにメリットとデメリットを書いてみましたが、少しでも行政書士への依頼に興味があれば、早めに連絡してみてくださいね♪
私たちは残念ながらお金がなかったので、自分たちだけで手続きをすることにしました(笑)
次の章からは、私たちと同じように自力で手続きをしてみる人向けに、各手続きに必要な情報収集の方法を具体的に説明していきます♪
情報収集のコツ③
必要な情報をステップ順に調べる
先ほども紹介した通り、一連の手続きには大きく分けて6ステップあります。
そして、これらのステップはそれぞれ完全に完了するまで、次のステップに進めません。
そこで、効率的に情報収集をするには、ステップの順番ごとに調べて行くのがおすすめ。
そして、調べた情報は、ステップごとに紙やパソコンにまとめておくと、実際に手続きをする際に簡単におさらいできます。
このページが既にステップ①なので、次のステップ②以降から、それぞれどのような機関のHPを見るべきか紹介していきます♪
2.必要書類の取り寄せ
の情報源

必要書類とは、「スペイン大使館に提出する書類」のこと。
見るべき情報源は以下の通りです。
駐日スペイン大使館HP
「スペイン人と日本で結婚する」ために必要な書類の最新情報が載っています。
実際に大使館に提出する申請用紙(Solicitud dirigida al Juez Encargado del Registro Civil)も、ここからダウンロードできます。
スペイン警察庁公式HP
「Certificado y volante de empadronamiento」
スペイン人パートナーの住民票(Certificado de empadronamiento)の発行方法など。
スペイン法務省公式HP
「Certificado/Certificación de Nacimiento」
スペイン人パートナーの出生証明書(Certificado de nacimiento)の発行方法など。
3.スペイン大使館で手続き
の情報源

スペイン大使館公式HP
スペイン大使館にて領事面接を行うための書類や、当日の持ち物など、全ての情報がここにあります。
同じページに添付されている「入籍用申請用紙」やその他の書類を事前に大使館に郵送し、審査が下りた時点で面接のアポイントメントをとることができます。
各書類のスペイン語訳の作成は自分たちで行います。(書式は自由)
4.日本の役所で婚姻届を提出
の情報源

スペイン大使館公式HP
先ほどと同じページですが、こちらに手続きの詳細が書かれています。
婚姻届を出した後、役所でどんな書類をもらって、再び大使館に送るべきかも載っています。(図の水色「必要書類」の部分にあたります)
法務省公式HP
婚姻届を出すにあたり、国際結婚ならではの疑問や注意事項が分かりやすくまとめられています。
マイナビウエディング
婚姻届の書き方の解説。
国際結婚の場合の書き方も載っています。
チカのスペインラボ
【苗字どうする?】スペイン人と国際結婚する際、夫婦別姓・同姓のメリット・デメリット
私が書いた記事です(笑)
国際結婚では日本国内であっても夫婦別姓が認められています。
スペイン人と結婚する場合、どのような苗字にすることができるのか、子供ができた際スペインと日本でどのような影響が出るのか、詳しくまとめています♪
5.入国管理局にて在留資格変更
の情報源

法務省公式HP
ビザの種類に関わらず、全ての在留資格変更に関する情報が載っています。
(ページ内「必要書類等」欄の「日本での活動内容に応じた資料」は、配偶者ビザに変更する場合別途資料が必要になるので以下のページを参照。)
法務省公式HP
前述したページの「日本での活動内容に応じた資料」(配偶者ビザに変更する人が別途必要な資料)に該当する内容が示されています。
前述のページと、このページの両方をチェックする必要があります。
※「申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書」とは、スペイン大使館から郵送してもらう「Libro de familia」と「certificado de matrimonio」です。(図参照)
6.晴れて配偶者ビザゲット!
の情報源

外務省
外国人が日本でビザを申請した場合、受け取りにどれ程かかるか書かれています。
私たちの場合、申請から受け取りまで約1か月かかりましたが、書類に不備があったりするとさらに時間がかかることもあります。
法務省
配偶者ビザは、貰ったら終わりではありません。
各ビザには有効期限があり、期限が来る前に更新手続きをする必要があります。
そして、配偶者ビザでは毎回の更新手続きの度に改めて入国管理局で審査が行われ、偽装結婚を疑われると更新が出来なくなります。
大抵の人は、最初の配偶者ビザの期限は1年間。
既に迫る期限に備え、早めに更新の条件を確認しておきましょう。
その他の情報源
japabanchel.com

日本に住むスペイン人が、スペイン語で手続きの流れを説明したブログ。
日本で日本人と結婚するスペイン人が最も読んでいるバイブル的記事です♪
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、日本でスペイン人と国際結婚するための全6ステップのうち一つ目、「ステップ1.情報収集」についてのまとめでした。
インターネットで情報収集する際は、法務省、外務省、スペイン大使館のような、公的機関のページを見るのが近道♪
常に最新情報をチェックして、書類に不備が出ないように気を付けましょう!
それにしてもややこしすぎて、まとめるだけでも数日かかってしまいました…(泣)
次回はステップ②の「必要書類の取り寄せ」を説明していきます♪
先にネタバレすると、私たちの場合このステップ②だけに3ヵ月近くかかりました…
その理由も含めて、次回のお楽しみに!
ではでは、Chao!
※紹介しているのは2020年に手続きした時点の情報です。最新情報は必ず公的機関のHPをご覧ください♪
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