¡Hola!
スペイン人と国際学生結婚をしたチカ(@Chica_espana0)です!

今日のテーマは「大学生が国際結婚するとどうなるのか」
ネット上にほとんど情報が無い「学生結婚×国際結婚」
実際に私が体験した時も、周りに同じような境遇の人がいるはずもなく、全てが手探りな状態でした。
これから学生国際結婚をする人の中には「就職に不利になるんじゃないか」「内定取り消しされるんじゃないか」「学校は退学になるの?」なんて不安を抱えている人も多いのでは?
そんな人たちに向けて、今日は私が実際に体験したことをお話ししようと思います♪
早速レッツゴー!!!!
チカの経歴

まずは、筆者の経歴から紹介!
私は日本生まれの日本人。
日本のある外国語大学に在籍し、普通の大学生活を送っていました。
転機が訪れたのは大学3年の時。
留学先のマドリードで出会ったスペイン人(今の夫)と仲良くなり、帰国後も国際恋愛を続けてることに。
翌年には彼がワーホリビザで日本に来てくれ、大学の近くで1年間同棲。
夫のビザが切れるタイミングで結婚を決意し、大学4年の1月に結婚しました。

就活を始めると同時に同棲開始、就職4ヶ月前に結婚したよ
結婚を決意したいきさつやきっかけはこちらの記事で紹介しています♪
大学生が国際結婚するとどうなるのか

さて、私の経歴を紹介したところで本題へ入りましょう!
実際に大学生が国際結婚するとどうなるの?
就職に不利になるのか
そもそも私が結婚したのは就職活動が終わり、内定をもらった後。
なのでリアルには経験していませんが、社会人として会社サイドの立場から紹介します。
不利にはならないが対策が必要
学生国際結婚をしても基本的に採用自体に不利になることはないです。
(それが原因でネガティブな反応をする会社は、コンプライアンスの観点からそもそも避けた方がいいです泣)
ただ、「学生結婚」だけならともかく、「学生国際結婚」だと確実に面接で驚かれます。
そして、面接官の頭に真っ先に浮かぶのは「この人は採用してもすぐに海外に行ってしまうのではないか」です。
もし面接や書類審査の段階で結婚の事実を伝えるのであれば、「これからもずっと日本に住む旨」をセットで伝えた方が、イメージが良くなります。
会社によっては隠しながら就活可能
もしそれでも気になるのであれば、「学生国際結婚の事実を伏せながら就活する」という方法もあります。
基本的に就職活動では、家族構成やプライベートな人間関係を向こうから聞かれることはありません。
(これもコンプライアンス的にNGなのです)
さらに国際結婚の特徴として、結婚後も夫婦別姓を選択することが出来ます。
よってこちらから結婚の事実を告げない限り、就職活動中に相手に知られることはないです。
ただし、受ける会社や就活サイトによっては書類選考の段階で「配偶者の有無」の記入欄がある履歴書を提出する場合もあるので要注意。
さらに、就職活動中は隠すことが出来たとしても、入社手続きの際に100%相手に伝わることになります。

入社後の手続きが変わるので、できるだけ早めに伝えておいた方がベター!
内定は取り消しされるのか
さて、もう内定が出た段階で結婚する場合はどうなるのか。
ここからは実際に私が経験したことです。
内定は取り消されないが注意が必要
内定が取り消しされることはありません。
(これもコンプライアンス的に非常にNGなのでできません)
ただし入社後、国際結婚のならではの影響が出ることが想定されます。
転勤が無い部署に配属される可能性が高い
普通の学生結婚であれば、会社の都合次第で従業員を転勤させることが出来、従業員もこれに応じることができます。
よって営業職であれ事務職であれ、様々な可能性が残っていると言えます。
しかし、国際結婚となると話は別。
なぜなら結婚相手が配偶ビザを所得する場合、夫婦は必ず同居しなければいけないから。
(同居していないと毎年のビザ更新の際、移民局に偽装結婚を疑われ更新を拒否される可能性があります)
よって、仮に会社から転勤の辞令が出たとしても、結婚相手の仕事の関係上、これに応じることが出来ないリスクがあります。
会社もそれを見通して、初めから転勤のない部署に配属させる可能性が高くなるのです。
(私はその結果、「本社の管理部」という新卒にしては珍しい部署に配属されました)

もし相手が就労ビザを取得している場合は単身赴任しても大丈夫!
社宅に入れる可能性が低くなる
そもそも社宅は独身向けのものしか用意していない会社も多く、夫婦での入居を断られる可能性があります。
(私の会社には独身用しかなかったため断られてしまいました泣)
相手が配偶ビザで日本にいる場合、先ほども書いたように基本的に別居はできないため、自分一人だけ社宅に入ることも出来ません。
ではファミリー向けの社宅がある場合はどうなるのか。
この場合は、社宅の大家さんが「外国人入居可」としているかどうかで変わってきます。
ここが結構厄介だったりします。

もし今後社宅への入居を考えている場合は、早めに会社に相談してみてね!
学校は退学しないといけないのか
大学であれば問題なし!
よく耳にするのが、「学生結婚したら学校はどうなるの?」
高校であれば「校則次第」という感じが否めないですが、大学であれば退学しなくても大丈夫!
大学には様々なバックグランドを持つ人が集まるため、既に結婚していたり子供がいる人がいても珍しくありません。
私は結婚後も堂々と学校に通い続け、ゼミの先生やクラスメイトに話しても特に大きな反応はありませんでした(笑)
ただ、ビザの申請や家庭の事情などで日本中を飛び回ることになるので、単位を取るのがちょっと大変になります。
大学に通いながら婚姻ビザを申請した話はこの記事にまとめています。
学校への届け出は必要?
住所・苗字が変わったり、新たに家族を被扶養者として加入させた場合は届け出が必要ですが、そうでない場合は特に必要ありません。
私はどれにも当てはまらなかったので、学校での手続きは何もありませんでした。
そう考えると大学ってとっても自由ですよね(笑)
ただ、学校によって手続きの種類が変わってくるので、一度学生課で相談してみることをおすすめします。

私の大学は自由過ぎて生徒も先生も本部も特に驚かれなかったよ(笑)
大学生が国際結婚してみた感想

思っていたより普通に生活できる
実際に大学生が日本で国際結婚してみた感想としては、「特に思っていたより日常生活への影響が無かった」です。
もちろんこれまで紹介したような特徴や、国際結婚ならではのわずらわしさはあります。
「ダーリンは外国人」みたいな有名な国際結婚漫画を読みすぎて眠れなくなってしまった日もあります(笑)
でもこんなに変わった経歴があっても普通に就職できるし、普通に学校に通い続けることも出来ました。
むしろ夫婦別姓を選択したので、わざわざこちらから言わない限り、初対面の人に結婚していると気づかれることすらありません。
想像していたより遥かに生活しやすかったです。

地元の友達には尚更ばれない…!
生き方の価値観が変わった
学生国際結婚をしても普通に就職できるし、学校生活への影響も特にない一方、自分の中で生き方に対する価値観が大きく変わりました。
「結婚しない限りもう2度と一緒に住めない人と仕事、どちらを取るか」これを考えるだけでも相当悩み、沢山の人に相談しました。
結婚後も「学生結婚かつ国際結婚」という変わった経歴を歩むことで、これまで漠然と考えていた「普通の生き方」に疑問を持つようにもなりました。
そもそも、普通って何でしょう?
また、私と同じように「普通でない」生き方をする人や、日本に住む外国籍の人たちへの理解が少しでも深くなったと思います。

これからもどんどん価値観を刷新していきたい
大学生が国際結婚するとどうなるのかまとめ
大学生が国際結婚するとどうなるのかをまとめてみました。
「学生結婚」と「国際結婚」、どちらか一つだけでも珍しがられるのに、両方兼ね揃えた人はなかなかいないと思います。
だからこそネット上にはほとんど情報もなく、毎日が手探り状態!
私のこの記録が、少しでも多くの同じ境遇の人に届き、お役に立てればと思います。
ではではまた会いましょう、Chao!
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