¡Hola!
スペイン人夫と結婚し、日本に住んでいるチカ(@Chica_espana0)です!

今日のテーマは「日本で外国人と同棲する際知らないと困ること」
「相手が何人であれ、同棲なんて一緒に住むだけでしょ?」
なんて思っているそこのあなた!!!
実は他の国に比べ、残念ながら日本は外国人と一緒に住むハードルが高い国なのです。
ちゃんとリスクを知っておかないと、後々大変なことになります(そう、昔の私のように…泣)
なので今日は、これから日本で同棲を始める人向けに、特に気をつけるべきことをご紹介します!
早速¡Vamos!
日本で外国人と同棲する人へ
色々リスクやら注意点やらを並べる前に、これだけは声を大にして言いたい。
「「同棲は楽しいぞ!!!!」」
私の場合、スペイン人の彼氏と一年の遠距離恋愛を経て日本で同棲を始めたのですが、毎日とにかく楽しい!
大好きな恋人とずっと一緒にいれる幸せ!
もう一回のデートのために何十万円も何十時間もかけて会いに行かなくていい開放感!
もう毎日何時間も電話やラインで連絡しなくてもいい素晴らしさ!
遠距離恋愛に疲れた全ての国際恋愛仲間は、直ちに同棲して頂きたい。
なので、同棲にポジティブな気持ちを持ちつつ、今から紹介する現実にもちょびっとだけ小耳に挟んでおいてね。
ではでは本章入ります!
3ヶ月以上の滞在にはビザが必要

「ビザ?何それ、食べれるの?」と思った方、危ない!
そもそも外国人が3ヶ月以上日本に滞在する場合、ビザを取得しなければいけません。
そしてビザの発行は、日本に来る前に相手の国で済ませておく必要が。
目的によって「学生ビザ」「就業ビザ」「配偶ビザ」「ワーホリビザ」など、様々な種類があり、それぞれ滞在可能な期間も異なります。
夫の場合、母国の住民票や50万円以上の貯金残高証明書、来日の目的や計画をまとめたレポートなど、特殊な資料を求められました。
詳しくは外務省の外国人向けビザのページを見てみてください。

種類によっては申請から取得まで3ヶ月以上かかるものもあるよ!
ワーホリ→就労ビザに変える場合
1年間ワーホリビザで来日してみて、日本での同棲が本格的に決まってから就労ビザに切り替えるプランを考えている人も多いと思います。
(私の夫もこのパターンでした…!
)
実際、このルートで同棲を継続する人が多いですが、ワーホリビザで入国できても、後々必ず就労ビザが出るとは限りません。
そもそも就労ビザを取得する場合、日本国内で企業から内定をもらっていて、かつ企業がビザ発行の許可を出している必要があります。

さらに出身国によっては切り替えの際に一時帰国を求められることも
私たちの場合、付き合って1年で同棲のため夫が1年間のワーキングホリデービザで来日し、その後は日本のアルバイト先から就業ビザを出してもらって同棲を続ける予定でした。
しかしいざ仕事が決まり、就業ビザの申請をしようとすると、書類が複雑すぎてビザ専門弁護士に依頼したり、就業先へビザ発行の許可を貰ったりと、意外と時間と手間がかかる…!
結局、2か月間ほど就業ビザの申請に時間をかけた後、日本政府からの回答は「ノー」!!!
ワーホリビザも残り半年、ここまで来て取得可能なビザは婚姻ビザしかなくなってしまい、急遽入籍することになったのでした。

人生いろいろあるよね☆
ビザに関して事前に話し合うべき事
この経験を踏まえて、これから日本で外国人と同棲する人には次のことに注意してもらいたい!
- どの種類のビザで来て、何年滞在できるか
- ビザの期限が切れた後はどうするのか
- ビザを切り替えられる資格を持っているか
そうじゃないと、ぎりぎりになって私たちのように慌てることになります(泣)
ビザはそもそも同棲をするために避けては通れない問題なので、しっかり調べておいた方がいいです。
外国人入居不可の賃貸が多い

え??そうなの?!?!
って思う方も多いはず。
実は日本の賃貸物件では、外国人に対して入居の制限をかけている場合が多いのです。
厳密には、
- 大家さんが外国籍者の入居を認めていない
- 部屋の契約時に日本国籍の連帯保証人を求められる
- 家賃保証会社から契約者が日本国籍であることを求められる
などの理由から、結果として外国人が住みづらくなっているのが現実です。
私たちの場合は、日本人である私が契約者として家探しをしていたので、契約上では問題がなかったのですが、最終的に「大家さんに拒否される」家が何軒かあり苦労しました。
なので、外国人のパートナーが契約者となる場合はさらにハードルが上がることが想定されます。

家探しが一番大変だったかもしれない
確実に賃貸物件を探す方法
私は以下の方法で、一般的な仲介業者に賃貸物件を紹介してもらいました。
- メール等で仲介業者に相手の国籍を伝えておく
- 日本人が仲介業者に出向く
- 日本人が契約者、連帯保証人になる
事前に相手の国籍を伝えておくと、業者側も何も言わずに住める物件だけを紹介してくれます。
(このあたりは個人的に納得していないのですが、日本で賃貸を探す以上スルーするしかないのかも)
後はあらゆる手続きを「日本人が行う」ことが要のようです。
私は街中の一般の仲介会社を通したので、紹介に時間がかかったり、無駄な荒波に揉まれたりしてしまったのですが、以下のサイトを賢く使うとスムーズに手続きできるかもしれません。
SAKURA HOUSE
日本に住む外国人の間で有名なサイト。
名前から想像できる通り、外国人向けの物件を専門に取り扱っている業者です。
一般的な物件より、若干高いかもしれません。
シェアドアパートメント
外国人でも保証人なしで住める都心の物件を取り扱っています。
完全個室で水周りだけをシェアするタイプのシェア物件がメインです。
ネットから申し込みができます。
【オークハウス】
日本全国、様々なタイプのリーズナブルな外国人入居可物件があります。
「ホテル暮らしプラン」とかもあるみたいです(笑)
日本のクレジットカードが作れない?!

外国人の場合、日本国内でクレジットカードの審査が降りない場合があります。
私の周りには日本でクレジットカードを申請し、通った人もいるのですが、夫は申請した会社全てで落ちてしまいました…(何で?)
そうなると何が起きるか。
パートナーが日本に入国して、仕事を見つけて働けたとしても、せっかく稼いだ円をクレジットカードで使えない!ということになります。
例えば、
- ネットで買い物がしたいとき
- 海外旅行に行ったとき
- 航空券等、高額な買い物を分割払いしたいとき
これらの場合、日本で稼いだお金を使いたければ、現金を使うしかありません。

これがめちゃくちゃ不便!
カードが発行できない時の対処法
申請した10以上のクレジットカード会社から断られてしまった夫。
残念ながらクレジットカード会社は、「不可」になった理由を一切教えてくれません。
もしパートナーが同じような状況になってしまったときのために、対処法を紹介します。
デビットカードを申請する
デビットカードとは、カードでの支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされるカードのこと。
今お金がなくても来月の引き落とし日までにお金を用意すればいいクレジットカードに対し、デビットカードは今口座に持っている分しか使えません。
クレジットカードはかなり厳しい審査がされる一方、デビットカードは比較的誰でも作りやすいようです。
この方法で夫は日本の銀行数社のデビットカードをゲットしました。

色んな銀行がデビットカードを発行しているよ
国民年金を払わないといけない

日本政府は、外国人の日本の年金について以下の人を徴収の対象にしています。
- 3ヶ月以上日本に滞在
- 20歳以上60歳未満
- 日本に住所を持つ
以上を満たす全ての外国人
つまり、日本で外国人と長期的に同棲する場合、ほぼ全ての人が日本の国民年金も払わないといけません。
婚姻ビザや就労ビザならともかく、一年しか日本に住めないワーホリビザでも年金を払わないといけないのは驚きです。

そんなの知らなかった!!
国民年金を免除してもらう方法
市町村の役所にて特別な手続きをすれば免除される場合があります。
夫は経済的理由で支払いがむずかしいことを市役所で相談したところ、1年間の支払い免除を受けることができました。
地域によって条件や申請方法が異なるので、まずは最寄りの役所に聞いてみましょう。
パートナーが日本語を話せない場合、手続きや申請がうまくいかない場合があるので日本人がサポートしてあげるとスムーズです。
街で有名人になる

場所にもよると思いますが、外国人と同棲すると確実に周りの住民に顔を覚えられます!
私は同棲前から同じ場所で一人暮らししていたのですが、彼が来てからあらゆる場所で声をかけられるようになりました(笑)
中華屋に行けば大盛りサービス、商店街は歩くだけで手を振ってもらえる、ご近所のおばあちゃんに挨拶される…etc.
それまで社会の隅でひっそり生きてきたのに、いきなり大スターになったような気分になったので、まあ悪くはないですね!(笑)
デメリットは、どこに行っても目立つので家の外で恥ずかしい事はできない事ぐらいですね。
私の場合、大学時代に彼と同棲を始めたので、クラスで友人に会うたび「こないだ○○でチカと彼氏見たよ」って言われてドキドキしていました(泣)

私たちのように地方都市の郊外に住む場合は覚悟しておいて(笑)
文化の違いがもろに出る

私は留学より同棲したときの方がカルチャーショックが大きかったです(笑)
言葉の違いは勿論そうですが、一緒に住まないとわからないような小さな文化の違いに、驚きの毎日!
例えば食事。
夫の出身地であるスペインでは、14時~16時にかけてランチが始まり一日3食の中で一番豪華なご飯を食べます。
なのでご飯を準備する時間やレシピもお互いの料理担当の日によって変わります。
さらに、スペインでは何にでもパンを浸す文化があります。
なので、私がもやし炒め等の皿の底に残った醤油のつゆを捨てようとするといつも喧嘩になります(笑)
詳しいカルチャーショックの様子は、別の記事にまとめてあるので、見てみてください…!
まとめ
いかがでしょうか。
どれも知っていて損はない、むしろ知らないと困るものばかり!
トラブルを避けるためにも、是非情報収集をしっかりして、万全の状態で同棲を始めてくださいね!
質問などもお気軽にどうぞ!
ではでは、Chao!
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