¡Hola!
一年間マドリードに派遣留学をしたChica.(@Chica_espana0)です!

今日は「スペイン留学でつらかったこととその対処法」
日本に帰国ししばらく経った今となっては、一生忘れられない素晴らしい経験だったと胸を張って言えるスペイン留学。
じでも、当時は毎日大変なことばかりで辛かった…!
そこで今日は、これからスペインに留学する人、もしくは既に留学中の人向けに、留学中のつらいこととその対処法を教えちゃいます!
ちなみに、私はマドリードのアルカラ大学に1年間(厳密には10か月)、派遣留学生として留学しました。
この時の経験をもとに今日はお話していきます♪
私の「アルカラ大学留学レポート」や「留学費用のまとめ」もよければ見てみてね!
ではでは、早速レッツゴー!!
つらいこと①
授業についていけない

実は筆者、日本ではスペイン語を専攻していた外大生で、他の留学生よりもスペイン語の基礎知識は多い方でした。

なのに授業についていけなかった!
私の留学先は公立大学の留学生向けコースでした。
留学生コースでは普通の学部留学とは違い、入学前に学力テストをすることで、自分のレベルに合った難易度のスペイン語授業を受けることができます。
私も例にもれず初日にテストを受け、B2レベルのクラスに配属されました。
もともと日本では外国語大学で朝から晩までスペイン語漬け。
スペイン語力には謎の自信があったので、B2レベル位なら余裕でしょ!と意気込んでいたのも束の間…
先生のスペイン語が全く聞き取れない!
あれだけ文法の基礎を完璧にしてから留学したのに、先生の話が全く分からない…!
もちろんそんな状態で授業についていけるはずもなく…
先生に当てられても何も言えず、宿題が出ていても自分だけ気づかず、グループワークでは隣の子に全部進めてもらい…当時は「何のためにスペインに来たんだろう」とかなり落ち込んでいたのでした。
この記事を読んでくださっている方の中にも、このような状況に陥っている人も多いのでは?
当時はかなりつらかったですが、冷静に今振り返れば外国人がネイティブの言葉を理解できなくて当たり前。
「事前に勉強していても、現地では誰でも挫折からスタートする」!
たった数ヶ月、数年言葉を勉強しただけで現地の人と完全にコミュニケーションできる人なんていないのです。
2回の留学経験を経て、筆者が練りだした解決策は以下の通り。
対処法①
留学前に文法基礎を勉強しておく
ついさっき、「どんなに事前に勉強しても現地で挫折する」と言ったけど、それでも準備は大事。
特に文法基礎はしっかり勉強していった方が、現地で余分な努力と挫折を経験せずに済みます。
私の場合も、文法知識があったから、言葉が通じない時に筆談でコミュニケーションをとることができたし、新しい語彙の吸収速度も速くなりました。

何事も基礎知識が大事
既にお気に入りの文法書を持っていれば大丈夫ですが、もしまだ買っていなければ「基礎からレッスンはじめてのスペイン語」がおすすめ。
「オールカラー・沢山のイラスト・短文でシンプルな例文」の3拍子が揃っていて、初心者に飽きさせる気が全くない最高の本です(笑)
対処法②
留学中は会話力を磨く
事前に基礎を学んでおけば、あとは現地で実践的なスペイン語を身に付けるだけ!
おそらく、「授業についていけない」と悩む多くの原因が、「ネイティブのスペイン語がわからない」ではないでしょうか。
そして「ネイティブのスペイン語がわからない」は、以下の3つの要因に分解できます。
- ネイティブのスペイン語が聞き取れない
→リスニング力の欠如 - ネイティブの使う単語が分からない
→語彙力の欠如 - ネイティブの使う表現が分からない
→スラング知識の欠如
では、この3つの要因はどうやって解決するか。
ずばり、ネイティブと沢山話す!
既に留学前に基礎を勉強していたなら尚更、現地では教科書ではなく、ネイティブと話すことに集中するのが近道。
ネイティブのスペイン語をたくさん聞いて、自分自身も沢山話すことで「リスニング力」「語彙力」「スラング知識」を身に付けたら、自然に授業についていけるようになります!

ほんなら早速ネイティブ探すか~
ようやく留学に前向きになって束の間、「ネイティブと会話する」ためには「ネイティブの友達」が必要。
でも、ここで別問題が発生するのです…
つらいこと②
ネイティブの友達ができない

留学の悩みあるある、「ネイティブの友達ができない」
私のように外国人向けコースに留学する人なら尚更!
そもそも、スペインに住んだところでネイティブと触れ合う機会ってほとんど無いんです…(泣)
朝はホストファミリーかシェアメイトに「おはよう」の一言、お昼は外国人留学生だけのクラスで授業、夕方は図書館で一人宿題をこなし、夜は家でご飯。
こんなサイクルを続けていたら、外国人留学生の友達しかできなかった…!

当たり前といえば当たり前か…(笑)
そりゃあそうですよね、日本でもバイトもサークルもない下宿中の学生が、気づいたら学校以外で友達沢山できました!なんて人、いないもの。
ネイティブの友達がいなくても楽しい、何なら一人でスペインに住んでいるだけで幸せ!と思ってやり過ごそうともしましたが、頭をよぎるのは留学前に見た「ネイティブの友達をたくさん作って笑っている自分」…
夢と現実のギャップに打ちひしがれながら考えた解決策がこれです。
対処法①
言語交流会(intercambio)に行く
幸い、私の留学先のアルカラはマドリード州にあって、首都マドリードには複数のインテルカンビオがありました。
もともと激しい人見知りで、知らない人と、しかも外国語で交流会とか無理、と思っていましたが、覚悟を決めて毎週通うようにしました。
初めは知らない大勢の人と数時間会話するだけでもかなりのストレスでしたが、ただ行ってそこにいるだけで、顔見知りのネイティブが何人かできるようになりました。
今思えば、あの時多少無理をしてでも通い続けて本当に良かった…!
人見知りの私でも、何とか数人「友達」と呼べる存在ができて、帰国後も何度もお互いの国で会うようになりました。
対処法②
フェイスブックを使う
多分、地域によってはインテルカンビオがないことも多いと思います。
私が留学していた時は、首都マドリードでさえ毎週機能しているインテルカンビオは2つしかなく、参加者も毎回同じ人が多かったです。
しかもインテルカンビオは一回の参加で10ユーロほどの参加費がかかることがほとんど。
そんな時に使い始めたのがフェイスブックです。
出会い系アプリでも、言語学習アプリでももちろん現地のネイティブと知り合うことができますが、個人的にはフェイスブックが一番安全でおすすめです。
スペインでは「日本に興味があるけどインテルカンビオは行かない、アプリも使わない、でも日本人と知り合いたい」というスペイン人が一定数、どの地域にもいます。
そんな彼らを探し出すのは、スペインで最もユーザーが多いSNS、かつ趣味のグループがたくさん存在する、フェイスブックが一番効果的です。
早速フェイスブックの検索機能で、近くに住む、日本に興味がありそうなスペイン人を探して、手あたり次第コンタクトをとってみたら、何人か反応しくれ一緒に遊びに行くようになりました。

ちなみにこの手法で知り合った男性が今の夫…(笑)
インテルカンビオが近くにない、あっても大人数で話すのが苦手、という人は是非試してみてください♪
つらいこと③
休日が信じられないほど暇

バイトもサークルもない学生生活。
ホストファミリーもシェアメイトもドライで一緒に遊びに行くこともない。
ネイティブの友達も少ない…
おそらく、留学生のほとんどが、「休日にすることがない」という状況に陥ったことがあると思います。
わたしもはじめの数か月は何をしたらいいのかもわからず、休日は24時間開いている図書館に行ってただ時間をつぶしていました。

今思えば勿体ない…!
図書館もまあまあ楽しかったのですが、せっかくスペインにいるんだから、もっといろんなことをしたい!
そう思った人はこんな対処法はいかが?
対処法:
地域の習い事教室に行ってみる
意外と盲点でありながらメリットが多いのが「地域の習い事」
スペインでも、日本と同じように「絵画教室」「フラメンコ教室」「ブラスバンド」「サッカークラブ」「ラグビークラブ」など沢山の習い事や趣味サークルがあります。
私はあまりにも留学生活が暇だったので、アルカラの市民向け絵画教室に通っていました。

知り合いも増えるし、絵も習えるし一石二鳥
しかもスペインではこういった教室の会費が安い!
日本では月謝で何万円もする絵画教室でも、アルカラではたったの月37ユーロで、油絵、水彩画、デッサン、パステル画を教えてくれました!
周りの留学生には、大学の学生向けサークルや、近所のジムに通う人も沢山いました。
自分の住む地域にどんな教室やサークルがあるかは、学校の先生やホストファミリーに聞いてみると穴場スポットをたくさん教えてくれます!
せっかく時間がたっぷりある留学期間に、新しい趣味を見つけてみてはどうでしょうか。
つらいこと④
ホストファミリー・シェアメイトとの関係

留学生の大半がホストファミリーかシェアメイトとルームシェアをしていると思います。
そんなときにありがちなのが「同居人とのトラブル」
特に、ホストファミリーはこちらから選べず、ランダムに選ばれるので、気が合わない人に当たったら大変…!
実際、私は今まで4家族の家でホームステイをしたことがありますが、心からステイを楽しめたのは1家族のみでした(泣)
ルームシェアもルームシェアで、同居人同士の喧嘩が絶えずストレスフルな家もありました。
そんな時はの対処法はただ一つ…
対処法:
家を変える
思い切って、滞在先を変えましょう。
日本だったら「もう少し様子を見てみる」とかもできると思いますが、なんせ留学生の時間は限られている!
あまりにもつらいようだったら、思い切って家を変えちゃいましょう♪
ホームステイの場合は、学校が直接手配しているところと、専門業者が斡旋している2パターンがあります。
自分の場合がどちらに当てはまるか調べたうえで、直接管理団体に相談してみると、案外あっさり変えてくれたりします。
私はこの方法で1度ホームステイ先を変えてもらったことがあります。
ルームシェアの場合は、住んでいる家によって「引越前最低○○日までに管理会社に通告」する義務がある場合も。
次の家も探す必要があるので、思い立ったら早めに行動に移しましょう!
つらいこと⑤
食べ物が合わない

スペインの料理は比較的日本人の口に合うと言われています。
それでも、毎日毎日オリーブオイルたっぷりのご飯を食べていると、お腹の調子が崩れることも。
私も、スペインに着いてすぐは毎日本場の美味しいスペイン料理を食べられて楽しかったのですが、次第に日本食が恋しくなっていきました…(笑)
そんな時の対処法!
対処法①
日本食レストラン巡り
スペインにも、沢山の日本食レストランがあります。
しかも、お店によってメニューが全然違う!
日本人がやっている本格的な物から、スペイン人がはじめたチェーン店、中国人が日本人のふりをしてやっている日本食レストラン…
スペインに来て日本食を食べるなんて、と思ってしまうかもしれませんが、これが意外と楽しいんです♪

私は現地の寿司チェーン「Mss Sushi」のメニューが面白くて好き
異国の料理に疲れたら、スペインで故郷の味を楽しみましょう!
対処法②
自分で日本食を作る
意外とスペインでも、スーパーや中国系ショップで日本の食材が手に入ります。
醤油や海苔、味噌など、値段は日本で買うよりちょっと張りますが、これらの材料をそろえれば意外と簡単に和食が作れちゃいます♪
ただ、スペインでは日本のような本格的な炊飯器やお米がないのが残念…
私はスーパーで売っている寿司用のお米(普通のお米の倍くらいする)と、中国系ショップで買った20ユーロ位のおもちゃみたいな炊飯器でご飯を炊いていました。
日本で食べるご飯とは程遠いですが、これがあったおかげで日本食シックを克服できました!
まとめ
いかがでしょうか。
楽しいことも、つらいことも沢山起こるのが留学。
でも、「つらい」気持ちの後ろにはいつでも「楽しい」に切り替える対処法があることを忘れないで!
工夫次第で、きっと振り返った時に笑い飛ばせるような思い出になること間違いなしです。
今日の記事が、どこかの誰かの役に少しでも立てますように!
ではでは、Chao!
コメント