¡Hola!
今日もスペイン語漬けのChica.(@Chica_espana0)です!
今日は「ごめんなさい」のスペイン語について!!
日本語と同じで、スペイン語でも「カジュアルなごめんなさい」、「普通のごめんなさい」「シリアスなごめんなさい」など様々な言い方があるのです。
さらに、あいさつ代わりに「すみません」と言いがちな謝罪大国、日本。
一方スペイン語圏の人はどんなタイミングで「ごめんなさい」と言うのか?などの豆知識もはさみながら紹介していきます。
・「ごめんなさい」の言い方
・それぞれの発音
・スペイン語圏での謝罪の文化
早速レッツゴー!
ごめんなさいの言い方
Lo siento.
ロ シエント
意味「それを残念に思う」。
シリアス度 ★★★★☆☆
ある出来事について謝罪するとき、訃報や不幸を聞いたとき
明らかに自分が悪いことをしてしまったときに使う謝罪フレーズ。
日本語の「ごめんなさい」のニュアンスに一番近い、最も定番な言い方です。
友達や家族、上司など様々な立場の人に使えます。
また、誰かの訃報や不幸を聞いたときに「とても残念です」と言う意味でも使います。

英語の「I’m sorry.」と同じだね!
さらに、後ろに「por ~」を付けたすことで具体的な出来事に対する謝罪になります。
Lo siento por lo que pasó.
―起こってしまったことについて、すみませんでした。
Lo siento por lo de ayer.
―昨日のこと、ごめんなさい。
Perdón.
ぺルドン
意味「許し」
シリアス度 ★☆☆☆☆☆
道端でぶつかってしまったとき、人のものを踏んでしまったとき、満員電車の中で道を開けてもらうとき等にどうぞ。
日本語の軽い「すみません」に近いニュアンスです。

フランクに聞き返すときにも使えるよ。
英語のExcuse me.と同じ!
ぶつかったとき、足を踏んだ時、道を開けてほしい時、道端で話しかけるとき、聞き返すとき
Perdona.
ぺルドナ
意味「許して」
シリアス度 ★☆☆☆☆☆
「Perdón.」の動詞バージョン、「perdonar」のtúに対する命令形です。
「Perdón.」と同じくらい軽い場面で、
同年代、または年下に対して使えます。

年配の人に使うと失礼になってしまうから注意
同年代や年下とぶつかったとき、足を踏んだ時、道を開けてほしい時、道端で話しかけるとき、聞き返すとき
後ろにmeを付けて「Perdóname.」とすると、少し丁寧な言い方になります。
Perdone.
ぺルドネ
意味「許してください」
シリアス度 ★★★☆☆☆
こちらも同じく「Perdón.」の動詞バージョン、「perdonar」ですが、usutedに対する命令形です。
つまり、年上や上司など、敬語や尊敬語を使うような相手に使う言葉ですね。

レストランでウェイターを呼ぶときにも使えるよ
年上や上司とぶつかったとき、足を踏んだ時、道を開けてほしい時、ウェイターを呼ぶとき
後ろにmeを付けて「Perdóneme.」とすると、より丁寧な言い方になります。
(ウェイターを呼ぶときは「Perdone.」が一般的。)
Con permiso.
コンペルミソ
意味「すみません」
シリアス度 ★★☆☆☆☆
電車やバスの中で、道を開けてほしい時に使う丁寧な言葉。
「Perdona.」よりも丁寧なので、年上、年下関係なく誰にでも使えます。

道を開けてほしい時以外はあまり使わないよ
地下鉄やバス、人ごみで道を開けてほしい時
Discúlpame.
ディスクルパメ
意味「私を許して」
シリアス度 ★★★☆☆☆
「disculpar(許す)」のtúに対する命令形。
「Perdona.」より丁寧に「ごめんなさい」と謝るときにどうぞ。
同年代や年下を怒らせてしまったとき、遅刻した時、ある出来事について謝るとき
Discúlpeme.
ディスクルペメ
意味「私を許してください」
シリアス度 ★★★★☆☆
こちらは「disculpar(許す)」のusutedに対する命令形。
年上や目上の人に対し、「すみませんでした」と謝るときにどうぞ。
年上や上司を怒らせてしまったとき、遅刻した時、ある出来事について謝るとき
Mil disculpas.
ミル ディスクルパス
意味「1000の許し」
シリアス度 ★★☆☆☆☆
直訳すると1000の許し…
大げさな響きがありますが、意外と軽い感じで使うんです。
遅刻した時(特に常習犯)、メールやメッセージの返信を忘れていた時によく耳にします。
ニュアンス的には「ごめんごめん!」といったところでしょうか。
遅刻した時、返信を忘れていた時、「間違いがあったらごめんなさい」と保険をかけるとき
Lo siento mucho, de todo corazón.
ロシエントムーチョ デトドコラソン
意味「心から申し訳ありません」。
シリアス度 ★★★★★★★★★
最後に最大級の謝罪文をご紹介。
幸運にも、今のところ直接ネイティブの口から聞いたことはないです…(笑)
「ごめんなさい」という意味ではかなり強い謝罪に、
「残念に思う」という意味では身近な人の不幸を聞いたときの強い同情の意で使います。
先ほどの「Lo siemto.」と同じで、後ろに「Por ~」を付けることで、さらに心のこもった具体的なフレーズにもなります。
強い謝罪、同情
謝罪の文化
日本では何かにつけて「すみません」と言う文化がありますね。
特に店員さんとお客さんの間では、お互いに「すみません」だけで会話が成り立つことも。

それはそれで面白いよね
スペイン語圏での「すみません」の文化は少し違います。
道でぶつかってしまったときや、足を踏んでしまったときなどは声を出してきちんと謝ります。
電車の中でも、人ごみの中でも、大きな声ではっきり「すみません」と言うのがマナーです。
一方、特定の問題に対する「謝罪のすみません」は国によってはあまり使わないことも。
特に仕事の場面では、「謝る=自分に非があったと認める=(賠償)責任を負う」という考えがあるため、本当に限られた場面でしか使いません。
謝罪は「とりあえず自分は悪くないけど謝っておこう」ではなく、「自分が悪かったという意思表明」ということなんですね。
知り合いがグアテマラで遺跡調査グループのリーダーとして働いていた時、現地スタッフからの信頼を損ねないため、あえて「仕事では謝らない」と決めていたそう。「よく謝る人=頼りない人」という価値観もあると知ってとても新鮮でした!
まとめ
いかがでしょうか。
日本語の「ごめんなさい」や「すみません」に色んな意味があるのと同じで、スペイン語にもたくさんの表現があります。
程よく丁度いいタイミングで使って、ネイティブとの関係を深めてみてくださいね!
ではでは、Chao!
コメント