¡Hola!
スペインのアルカラデエナーレスに滞在していたチカ(@Chica_espana0)です!

今日のテーマは「アルカラデエナーレスの観光スポットと名物グルメ」
住んでいたからこそ分かる、現地のディープな情報をまるっとお届けします♪
早速レッツゴー!!
アルカラデエナーレスの特徴
町が丸ごと世界遺産

アルカラデエナーレスは1998年に「アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
「世界で最初の学園都市」という別名をもつこの町は、21世紀を迎えた現在でも中世の街並みとアカデミックな雰囲気で包まれています。

町の中心である「Plaza de Cervantes(セルバンテス広場)」には、四季折々の花が常に咲き乱れ、音楽フェスティルやクリスマスマーケット等のイベントが開催されます。
広場から少し歩くと見えてくるのが、同じく世界遺産に登録されている「Universidad de Alcalá(アルカラ大学)」

実は私、このアルカラ大学に留学していました!
世界遺産に登録されているこの校舎では、今でも中で授業や卒業式が行われています。
スペイン文学の巨匠セルバンテスの聖地

日本でも有名な「ドン・キホーテ」
自分を騎士だと思い込むちょっとヤバめの男「Don Quijote(ドン・キホーテ)」と、彼にお供する農夫「Sancho Panza(サンチョパンサ)」が繰り出す、しっちゃかめっちゃかな旅の物語。
1605年にスペインで出版されたこの物語は、今や世界中で愛される名作となりました。

日本では雑貨屋さんの「ドンキ」で有名だよね

そんなスペインを代表する小説の作者が「Cervantes(セルバンテス)」
現地で知らない人はいないこの天才作家の生家が、ここアルカラデエナーレスにあるのです。
スペイン語文学最高峰の文学賞、「Premio Miguel de Cervantes(セルバンテス賞)」の授与式もアルカラデエナーレスで行われています。

授与式には世界中のスペイン語圏から要人がやってくるよ
セルバンテスと縁の深いアルカラデエナーレスには、町中の広場やカフェ、バルでセルバンテスやドン・キホーテの銅像を目にすることが出来ます。
マドリードから日帰り旅行可
スペインの首都、マドリードから日帰りで旅行が可能です。
電車の場合は、植物園風の構内で有名な「Atocha(アトーチャ)駅」からCercanías(鉄道会社)でGuadalajara(グアダラハラ)方面に約40分。
バスの場合は、マドリードの長距離バスが多数停車するAvenida América(アベニーダデアメリカ)から223番バスで約40分。
どちらも往復10€以内で行き来できるので、お財布にも優しく旅行を楽しめます。
町の規模自体も比較的小さく、全ての観光スポットが中心のセルバンテス広場から徒歩圏内。
世界遺産の建物を沢山見学して、バルやレストランでゆっくりタパスを楽しんでも、十分時間にゆとりがあります。

ランチだけ食べに来ることも出来るよ!
スペインで交通手段を予約する際は、事前にサイトでしておくことをおすすめします。
Omio:ヨーロパ交通予約サイトが個人的に使いやすくて好きです。
タパスとお酒のセットが3ユーロの町

首都マドリードから近いのに、物価がとっても安いのがアルカラデエナーレス。
マドリードやバルセロナの中心では、ビール1杯だけで3ユーロはかかる一方(それでも日本より安いけれど…!)、アルカラデエナーレスでは同じ値段でタパスが付いてくるのがローカルルール!!
タパス(tapas)とは、スペインで大人気のおつまみの総称。
スペインでは地方ごとに個性豊かなタパスがありますが、アルカラデエナーレスでは10種類以上の中から好きなタパスを選べるのが一般的です。
Paella(パエリア)、Tortilla(トルティージャ)、Hamburguesa(ハンバーガー)、Bocadillo de jamón(生ハムサンドイッチ)、Patatas bravas(ピリ辛ソースポテト)等、お店によって様々なスペイングルメをお手軽に楽しめる!
お酒もCerveza(ビール)、Caña(ビールのレモンソーダ割り)、Tinto de verano(サングリアに似た炭酸入りワイン)などから自由に選べるので、組み合わせは無限大!!
私も学生時代は毎日のようにお世話になりました…!

バルをはしごしてタパスの食べ比べをするのがおすすめだよ
移住、旅行どちらもおすすめ

私はアルカラデエナーレスに10か月ほど住んでいましが、とにかく居心地が良かった!!
世界的にも知名度が高い割には、町の人口は20万人弱と規模は小さめ。
世界遺産や有名なグルメスポットは、町の中心のセルバンテス広場から全て徒歩圏内!
春はセマナサンタ、夏は巨大な移動遊園地と屋台、秋は中世の世界をそのまま再現した「セルバンテス祭」、冬はクリスマスマーケット…
小さな町でも季節ごとのイベントが盛りだくさんなので、長く住んでも飽きることはありません。
こぢんまりとした街ですが、郊外には大型のスーパーやショッピングセンターが立ち並び、買い物スポットも盛りだくさん!
日帰り旅行の人も、アルカラ大学に留学予定の人も、移住を考えている人も、誰でも楽しめる魅力的な街です…!

アルカラのことを語り始めたら、誰も私を止められない!(笑)
アルカラデエナーレスの観光スポット
Plaza de Cervantes(セルバンテス広場)

町の中心、セルバンテス広場。
中央の銅像と、町のシンボルコウノトリと一緒に写真を撮って旅をスタートさせましょう。
広場のベンチは朝から現地の人々で埋め尽くされ、にぎやかな雰囲気。
季節ごとに市場や移動観覧車、コンサートステージ等が設置され、盛んにイベントが催されます。

広場のテラス席でコーヒーを飲むだけで穏やかな気持ちになれるよ
Unoversidad de Alcala(アルカラ大学)

アルカラデエナーレスに行ったら必ず訪れたいのが「アルカラ大学」
1400年代に創設され、ヨーロッパで最古の大学の一つと言われています。
毎年「セルバンテス賞」の時期には世界中から文学界の有名人が訪れ、アカデミックな雰囲気に包まれます。
是非中に入って、中世の雰囲気を味わってみてくださいね!

私も卒業式はこの建物の中でやったよ
【時間】平日 11:30-19:00
土日祝 11:00-14:00, 17:00-20:00
【料金】見学ツアー(45分) 3ユーロ-/人
【公式】https://www.uah.es/es/
【住所】University of Alcalá 28801 Madrid Alcalá de Henares Plaza de San Diego
La casa de Cervantes(セルバンテスの生家)

あのドン・キホーテの生みの親、セルバンテスが生まれた家です。
町のメインストリートである「Calle Mayor」に面しており、アクセスも抜群!
中には小さなパティオ(中庭)と、歴史を感じる調度品が残されており、今にもセルバンテスが顔を出しそうな雰囲気。
入場料も無料なので、是非中に入ってみてくださいね!

「家」というより「アパート」のような規模
【時間】9:30-18:00(水曜日を除く)
【休館日】 1/1、1/6、5/1、12/24、12/25、12/31
【料金】無料
【公式】http://www.museocasanataldecervantes
【住所】Calle Mayor 48 | Madrid, 28801 Alcala De Henares, Spain
おすすめのカフェ・バル・レストラン
Maimonides
アルカラ名物「Jirafa(キリンのように長いビール)」を飲めるバル。
メイン通りのCalle Mayor(マジョール通り)に位置しているので、常に観光客や地元の住民で賑わっています。
こちらでも3ユーロでタパス1品とアルコール1杯を飲むことが出来ますが、おすすめは何といっても「Jirafa(ヒラファ)」!!!
キリンのように長い容器に入った数リットルのビールと6品以上のタパスがセットになって、わずか16ユーロ~!!
複数人で行くときは必ず頼みたいメニューです。

「ビールをタワーにしよう」という発想に脱帽
El Quinto Tapón

タパスの大きさと美味しさで一番おすすめなのがEl Quinto Tapón!!
町の中心から少しだけ歩きますが、それでも行く甲斐のあるおすすめスポット。
ビールとタパスで3ユーロというお安さも魅力的です。
店内の雰囲気もカジュアルだけど洗練されているのが良い。


私はここのハンバーガーが特に好き!!
Heladeria Dall’agnese

イタリアンスタイルの手作りアイスを食べるならここ!!
アルカラで知らない人はいない、老舗の有名アイスショップ。
夏は広場やテラス席で、冬は暖かい店内で絶品スイーツを楽しむことが出来ます。

入り口のドン・キホーテの銅像と記念撮影してみてね
時期やお店によっては「グルヤク」という日本語サイトから予約できるお店もあります。(すごい時代だな)
お土産に最適のお菓子・グッズ
セルバンテスグッズ

セルバンテスやドン・キホーテの銅像を模したキーホルダーやお菓子が人気。
せっかくアルカラデエナーレスに来たら、セルバンテスの生家があるメイン通り、Calle Mayorのお土産屋さんを覗いてみてくださいね♪

Calle Mayorに行けば何でも見つかるよ
コウノトリグッズ

アルカラデエナーレスのシンボルの一つ、コウノトリ。
実はこの町には昔から野生のコウノトリが住みつき、広場近くの鐘の塔や、世界遺産の建物の屋根に沢山の巣があります。
地元のテレビ局では、彼らの日常にフォーカスした番組やyoutubeチャンネルがあるほどの人気ぶり。
お土産屋さんにはコウノトリのピンバッチやマグカップなどが売られています。

広場のベンチでアイスを食べながらコウノトリの観察をするのも楽しいよ
Almendras de Alcalá
(アルカラのアーモンド)

18世紀ごろからアルカラデエナーレスで伝統的に食べられてきたのが「Almendras de Alcalá(アルカラのアーモンド)」
皮つきのアーモンドに煮詰めた飴を絡めたシンプルなお菓子ですが、これがほっぺたが落ちるほど美味しい!!
現地のPasterería(ケーキ、お菓子屋さん)でも手に入りますが、おすすめはアルカラ大学近くの「Convento de las Clarisas de San Diego(サンディエゴ修道院)

16世紀に設立されたこの伝統的な修道院では、今でも修道女たちが手作りのアーモンドを売っています。
サイズは一人分の小さなものから、シェア用の大箱まで様々。
買うときは、回転式扉の向こうに向かって「Una caja de ○○ euros, por favor(○○ユーロのやつを一箱、お願いします)」と言ってみて。
宗教的理由から修道女たちの姿を見ることはできませんが、内側から回転扉を通してアーモンドを渡してもらえます。


キリスト教とアラブ文化の融合を感じる伝統の味!
アルカラデエナーレスへ行くときは
スペイン国内どの都市でもそうですが、旅行の際はスリに十分注意してください…!
特にメインストリートのCalle Mayorやセルバンテス広場では、マドリード中心部よりは安全なものの、度々被害が出ています。

私も留学中に何度もスリ被害にあってるよ(泣)
「バルの机の上にはスマホを置かない」「パスポートはセキュリティポーチに入れて肌身離さない」「ATMでお金をおろす際は背後を知り合いに見張ってもらう」等を徹底することをおすすめします…!
アルカラデエナーレス まとめ
スペイン、アルカラデエナーレスの魅力とご当地グルメ、おすすめのお土産を紹介してみました。
旅行、長期滞在、どんな目的にもぴったりな魅力的な街です。

一度訪れたら虜になること間違いなし!!!
是非現地の世界遺産を眺めながらタパスを楽しんでみてくださいね♪
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ではではまた会いましょう、Chao!
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