¡Hola!
クリスマスが待ちきれないチカ(@Chica_espana0)です!

今日のテーマは「スペイン語圏のクリスマスソング」
キリスト教の文化が根強いスペイン語圏では、毎年盛んにクリスマスパーティーが開催されます。
パーティーといえば欠かせないのが歌!!
日本では「ジングルベル」や「きよしこの夜」が人気ですが、スペイン語圏ではどんな歌を歌うのでしょうか。
今回は現代的なポップソングと、何百年も歌われ続ける伝統ソング「ビジャンシーコ」を紹介していきます。
早速レッツゴー!!
スペイン語で「メリークリスマス」
スペイン語で「メリークリスマス」は
Feliz Navidad
といいます。
Felizは「幸せな」と言う意味の形容詞、Navidadはクリスマスを指すので、直訳すると「幸せなクリスマス」になります。
スペイン語圏ではクリスマスは家族と一緒に盛大にお祝いするのが一般的。
ケーキにワイン、プレゼントにごちそう…!!!
そして欠かせないのがクリスマスソングです。
スペイン語で「クリスマスソング」は
Canción de Navidad
パーティーでは誰かが楽器を演奏して大合唱したり、BGMとして会場で流したりします。
日本では「ジングルベル」や「きよしこの夜」など英語の曲を流すのが一般的ですが、キリスト教が盛んなスペイン語圏では、スペイン語の曲を聞いてみんなで歌詞を楽しみます。
さて、そんなクリスマスソングにはどんなものがあるのでしょうか。
早速紹介していきましょう♪
ポップ系クリスマスソング
まずは若者からお年寄りまで誰でも知っている定番のポップソングから紹介!
キャッチ―なフレーズと耳に残るリズムが特徴的です。
Feliz Navidad
スペイン語圏でポップクリスマスソングと言えばこれ!!!
どんな世代でも知らない人はいない超定番の歌。
誰かがAメロの「Feliz Navidad~♪」を口ずさめば、みんなが大合唱を始めるほど!
1970年にプエルトリコ人のJosé Felicianoが発表したこの曲は瞬く間に世界中に広がり、クリスマスの定番ソングとして愛されてきました。
私が今までスペインでお邪魔させてもらったパーティーでも、ラテンアメリカの交流会でも、どこに行ってもこの曲が流れていました。
歌詞がわからなくても、聞くだけで心が温かくなる素敵な歌です。

サビが英語なのもポイント
あのバラードの女王、セリーヌディオンのカバーバージョンもおすすめです。

カナダ人のセリーヌならではの発音の美しさ
クラシック系クリスマスソング
お次に紹介するのは伝統的なクラシックソング。
キリスト教文化が根強く残るスペイン語圏では、何百年も前から歌われ続ける伝統的な曲が沢山あります。
これらの曲はまとめて
Villancico(ビジャンシーコ)
と呼ばれています。
ポップのクリスマスソングに比べ、民謡的かつ宗教色が強いのが特徴的で、公共の場や広場のイベントなどでよく耳にします。
Mi burrito sabanero
題名の「Mi burrito sabanero」は直訳すると「砂漠の私のロバ」
子供の歌声が印象的なこの曲は、1972年にベネズエラの音楽家Hugo Blancoによって作曲されました。
「El Burrito de belen」という別名でも知られるこの曲は、キリストの生誕地とされるベツレヘムへ向かうロバを題材にしています。
この曲での「砂漠」はベツレヘム近くのアラビア砂漠ではなく、作者の故郷、ベネズエラの砂漠だと言われています。

ベネズエラでは故郷や子供時代を思い出させる曲だよ
Campana sobre campana
スペインとラテンアメリカ両方でよく歌われるビジャンシーコ。
天使がベツレヘムの鐘を鳴らしてクリスマスが始まる様子を歌っています。
地域によっては歌詞に「mantecado(アンダルシア地方のクリスマスのお菓子)」や「requesón(リコッタチーズ)」が登場し、ローカル感が出ています。

楽しい気持ちになるビジャンシーコ!
Los peces en el río
独特な音程が特徴的なこの曲は、アラブの文化を反映していると言われているものの、正確な起源は謎に包まれています。
キリストの母、マリアが川で髪をといでいると川の魚が水を飲んでいます。
川の魚はキリストの誕生を見てひたすら水を飲んでいるのです。
水を飲んで飲んで、また飲む。
その傍らでローズマリーに囲まれたマリアが髪をとぐ…
その情景を歌ったこのビジャンシーコは、スペイン語圏のみで見られるユニークなクリスマスソングです。

特にスペインでは知らない人がいないほど定番の曲だよ
El tamborilero
1941年にアメリカで生まれたクリスマスソング。
「ドラム奏者」という題名のこの曲は発表以降、複数の言語に訳され世界中で愛されています。
クリスマスイブの夜、ドラム奏者の貧しい男の子がキリストを訪ねてベツレヘムへ行きます。
贈り物はないものの、彼の愛のこもったドラム演奏にキリストは満足し、優しく微笑むのでした。
歌詞自体は1902年にフランスのjules massenetが書いたオペラがもとになっていると言われており、伝統と国際色が豊かな曲です。

「ラパパンパン」はドラムの音を表現しているよ
Noche de paz
Noche de pazは直訳すると「平和の夜」
日本語では「きよしこの夜」と呼ばれるこちらの曲は、伝統的なビジャンシーコとしてスペイン語圏でも古くから愛されてきました。
1818年のクリスマスイブにオーストリアのサンニコラス教会で作曲されて以降、300言語以上に訳され、今でも世界中で歌われ続けています。
静まり返ったベツレヘムの夜。
愛と美しい音楽に包まれて誕生したキリストを讃える定番ソングです。

Ventinoの美しいカバーバージョンがおすすめ
まとめ
スペイン語の定番クリスマスソングを紹介してみました。
キリスト教文化が根強いスペインでは、現代風のポップ音楽と伝統的なビジャンシーコ両方がよく歌われます。
クリスマスパーティーに誘われた時は是非歌詞を覚えてみんなで歌ってみてくださいね♪
クリスマスソングをたくさん聴いたら、ケーキとチキンが食べたくなってきちゃいました(笑)
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ではでは、また会いましょう!
Chao!
参照元:IDEAL
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