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【スペイン人が愛するマキネッタ】イタリア式のコーヒーメーカーを2年使った感想

¡Hola!

コーヒーを愛するチカ(@Chica_espana0)です!

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今日のテーマは「イタリア式コーヒーメーカー ”マキネッタ” を2年使った感想



実は私、大のコーヒー好きで、ニュージーランドでワーキングホリデーをした際に現地のバリスタ資格を取得したほど。

そんな私がスペインで出会った「なんか結構いい感じ」のコーヒーメーカー「マキネッタ」を2年使ってみた感想を今日はシェアしてみたいと思います!

ちなみにマキネッタはブランド名ではなく、コーヒーメーカーの種類の名前です☆

早速レッツゴー!!



目次

スペインで大人気の飲み物、コーヒー



国民の70%が毎日コーヒーを飲むと言われているスペイン。

国全体でなんと年間14.000.000.000杯ものコーヒーを消費していると言われています。

多すぎて最早よくわからないですよね。

スペインの観光雑誌などではよく現地の飲み物として「Café con leche」が取り上げられています。

Barに行けば、Cerveza(ビール)やTinto de verano(ティントデベラノ)と同じくらいの割合で注文されるこの飲み物。

実はスペインでは、各家庭にそれぞれお気に入りのコーヒーメーカーを持っていて、朝食代わりに飲む人も多いのです。

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ビスケットをCafé con lecheに浸した朝食もよく見かけるよ



そんなコーヒーラバーが多いスペイン、地理的影響からかイタリア式のコーヒーメーカーを使う人がものすごく多いのです。



イタリアのコーヒーメーカー「マキネッタ」

独特なフォルムが可愛いマキネッタ



コーヒー通やバリスタなら一度は聞いたことがある「マキネッタ」。

実はこれ、イタリア式のコーヒーメーカーの総称であり、イタリア語名なのです。

スペインでは「Cafetera italiana(イタリア産のコーヒーメーカー)」と呼ばれています。

イタリアで生まれ、周辺国で絶大な人気を誇るマキネッタ。

スペインでも様々なブランドのものが流通し、各家庭で活躍しています。

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ホームステイ先、友達、夫、家族…色んな家庭で目にし過ぎてスペイン人のマキネッタ愛に圧倒された…

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マキネッタはお手軽なのに美味しく出来るからね~





マキネッタの仕組み

直火式のマキネッタは、大きく分けて3つのパートで構成されています。

サーバー

2年間愛用しているBraisogona Monix社製マキネッタ

マキネッタの一番上の注ぎ口の部分。

最終的にコーヒーが抽出され集まるところ。

バスケット

背景の英語が逆さになっている…

サーバーとボイラーの間にセットする部分。

コーヒーの粉を入れるところ。

ボイラー

直火にかけるのでいい感じに焦げ目が入ります

マキネッタの一番下の部分。

水を入れるところ。





これら3つのパートにそれぞれコーヒーの粉や水を入れてセットしたら、あとは直火にかけるだけ。

一番下の「ボイラー」に入れておいた水が温まって沸騰すると、水蒸気となって「バスケット」を通過し、コーヒーエキスを抽出して「サーバー」に溜まるという仕組みです。

火にかけて10分程度で本格的な出来立てコーヒーが楽しめます。

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しかも電気式のものに比べてめっちゃ静か

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気づいたらゴーストのように湧き出ているコーヒー…





マキネッタで作れるコーヒーの種類



そもそもマキネッタはイタリア式のコーヒーメーカー。

なのでイタリア生まれのコーヒー「エスプレッソ」を作るのに適しています。

牛乳を入れると「Café con leche(コーヒー牛乳)」に、エスプーマ(泡立てた牛乳)を入れると「Cappuchino(カプチーノ)」に、水を入れると「Americano(アメリカン)」にアレンジできます。

さらに、入れるコーヒーの粉によって味ががらりと変わるので、好みに合わせて様々な風味を楽しむことも。

大抵のマキネッタは大きさによって一回につき数杯のエスプレッソが作れるので、朝は「Café con leche」、夜は残りで「Americano(アメリカン)」とかにもできます。

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私はいつもスーパーの安い粉を入れるけど、たまにご褒美でちゃんとした粉を使うよ

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マキネッタがあれば正直何でも作れる





マキネッタを買った理由

急に家感あふれる写真で失礼します

スペインでCafeteraになってしまった

正直、日本に住んでいた時はあまりコーヒーが好きではなかった筆者。

しかしスペインに留学し、現地で勧められるがままに「Café con leche」を飲んでいたら、ハマりすぎて気づいたころにはコーヒーが無ければ生きていけない体質になっていました。

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魔剤でも入ってるんか…?



ちなみにスペイン語で「コーヒー愛好家」は「cafetero」。

「カフェイン依存症」は「Cafeinómano」

一日4杯コーヒーを飲む人も多いスペイン人と比較すると、私はまだ「Cafetera」に分類されると思います。



平穏な生活に突如現れたマキネッタ

帰国後も一人暮らしのうちはコーヒーメーカーを持たず、お出かけ先のカフェでコーヒーを飲んでいた筆者。

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日本のカフェのコーヒーは高いから週1くらいで飲んでたよ



しかし、そんな穏やかな生活はマキネッタの出現とともに消え去ってしまったのでした…

そう、夫が日本に来るタイミングで、スペインからわざわざマキネッタを持ってきたのです。

スペイン土産が溢れるスーツケースから出てくるマキネッタ…

スペイン人に自慢げに紹介されるイタリア産のマキネッタ…

故郷の写真の代わりに大切に棚に飾られるマキネッタ…

初めての日本のスーパーで一目散にコーヒーコーナーに向かうスペイン人夫…

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どんだけマキネッタ好きなの…



夫のマキネッタ布教に圧倒され、流れに流されるまま使い始めたところ、なんかめちゃくちゃ美味しくて感動してしまいました。

そんなこんなであれから2年。

「「毎日」」マキネッタでコーヒーを淹れつづけた私は、今ではこの記事を書くことでマキネッタを布教する側になってしまったのです…。



マキネッタを2年使い続けた感想

私はBraisogona Monix社製を2年間使ったのでこれについての感想を紹介しますが、正直マキネッタならどのブランドでも同じように美味しく作れると思います。

(構造自体はどれも同じなので)

何故か私が持っているものはスペインでは30€位だったのに、日本で買うと約17,000円する模様。

日本ではこっちのBialetti社製の方がお手頃&一般的のようです。

この間地元のインテリアショップみたいなところにも売っていました。

結構日本でも色んなメーカーのものが流通しているようです。

コーヒーの味 ★★★★★

めっちゃ美味しい。(語彙力)

トップバリューのお手頃コーヒー粉でも、マキネッタで作るとスペインのバルのような味になる気がします。

同じくイオンの格安の牛乳を加えると、完全にスペインの「Café con leche」に早変わり。

こいつのせいで缶コーヒーをコーヒーと認識できなくなってしまったのは、ある意味デメリットかも知れません。

所要時間 ★★★★★

めっちゃ早い。(語彙力)

せっかちな私はいつもボイラーにあっちあちのお湯を入れてから火にかけるので、ものの2分程度でコーヒーが出来上がります。

この使い方が正解かどうかはわかりませんが、2年間この方法で使っても問題が無かったので良しとしましょう。

袋からコーヒーの粉を出してセットする過程を含めても、10分程度で出来上がります。

耐久性 ★★★★☆

2年使っても特に変わりなし。

シンプルな構造のお蔭か、2年間毎日使っても特に変化はありませんでした。

私は洗い方が雑いのと、初期に五徳を使わずに無理矢理コンロにねじ込んでいたせいで多少傷がつきましたが、味にはなんら影響はありません。

(赤色にコーティングしてあるタイプなので、剥げると地のシルバーが目立つということもある)

むしろ2年間苦楽を共に歩んできたかと思うと、そんな傷でさえ愛おしいです。(?)

デメリット

日本のコンロでは五徳が必要。

日本のコンロのサイズは少し大きいので、「五徳」や「コンロプレート」と呼ばれる金属の小型の板が必要になります。

これをコンロとマキネッタの間に敷くことで、ぐらつきを防ぐことが出来ます。

Amazonで安く売っているし、トルティージャを作る際の小さなフライパンの下にも敷けるので、あって損はないと思います。





イタリア式コーヒーメーカー、マキネッタまとめ

イタリア式のコーヒーメーカー「マキネッタ」を2年使った感想を紹介してみました。

感想と言うより、ただのマキネッタ狂の布教活動みたいになってしまいましたね。反省反省。

なんせ生まれて初めて持ったコーヒーメーカーなので、余計なフィルターが掛かってしまっているかもしれません。

(ひな鳥が生まれて初めて見るものを親だと信じて付いていくのに似ているかも)

なので、もしかしたら数年後には全く違うコーヒーメーカー信者になっていて、またこうやって記事を書いているかもしれないですね。

「こんなコーヒーメーカーがあるんだ」「こんな熱狂的ファンががいるんだ」と温かい目で心の中にそっと置いといてもらえると嬉しいです。

チカのスペインラボでは、スペイン文化、スペイン語、留学、国際恋愛に関する情報を発信しています♪

是非他の記事も読んでみてくださいね!

ではではまた会いましょう、Chao!

参考資料:Financial food

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