¡Hola!
これまで2か国で4つのホストファミリーにお世話になったチカ(@Chica_espana0)です!

今日のテーマは「スペインのホームステイルール」
ホームステイといえば、よく話題に上がるのがハウスルール。
それぞれの家庭には食事や洗濯など、様々な分野に関する決まりがあります。
そんな中でも今回は私がスペインで実際に体験したハウスルールを紹介していきます♪
早速レッツゴー!!
スペインでホームステイ
私がスペインでホームステイを経験したのは大学3年生の時。
アルカラ大学の外国人コース、アルカリングアに10か月留学した際に利用しました。
留学中はホームステイとシェアハウスを両方経験し、両者のメリットとデメリットを肌身もって感じました。
当時の経験やステイ先の詳細は以下の記事にまとめているので、是非見てみてくださいね♪
スペインのホストファミリー
私がステイしたホストファミリーは、高齢のおばあちゃんが一人だけ。
私以外にも2人の外国人留学生を受け入れており、私含めて4人で生活していました。
そのおばあちゃんは中々の綺麗好きで、留学仲間のステイ先と比較しても、結構ハウスルールが厳しい方だったと思います。
初めは慣れるのに苦労しましたが、お互い根気よく話し合いをし続け、何とか両者が納得できるような暮らしが出来るようになりました。

コミュニケーションって大事だ…!!
そんなおばあちゃんの家で実際にあったルールを紹介していきます♪
実際にホームステイで経験したルール
浴室を使う時間帯
騒音対策の観点から、大抵のホストファミリーで浴室を使う時間帯が決められています。
私が住んでいた家では、毎日朝7時~夜10時までしか使えない決まりになっていました。
旅行や学校の関係でこれ以外の時間帯にシャワーを使う際は、あらかじめおばあちゃんに許可を貰いに行くシステムです。

ピソ(マンション)に住んでいたから、お隣さんへも配慮して生活していたよ
シャワーは10分以内に済ませる
私たちの家では、厳密には「浴室の利用自体10分以内に収める」がルールでした。
スペインでは浴室にトイレが付いていることが多く「誰かがシャワー中=誰もトイレを使えない」という状態になってしまいます。
さらに、スペインは常に水不足の国。
節水の為にも、多くのスペイン人がシャワーの時間に気を使っているのです。
私は日本でも常に朝シャワーだけで生活していたものの、10分以内に浴室から出るのはかなり難しかったです。

10分だと髪の毛しか洗えないよ…
毎回必ず排水溝の髪の毛を取る
スペインの排水溝はとっても小さい!
一人でもシャワーをすると、すぐに髪の毛が詰まってしまいます。
私が住んでいた家では、2か月に一度配水管が詰まって業者が来ていました。
(さすがにそれは詰まりすぎでは…?と驚いた)
おばあちゃんもかなり綺麗好きなので、私たちが各自浴室を掃除した後、おばあちゃんがもう一度掃除し、仕上げに週2で掃除のプロを呼んでいました。
お陰さまで常に浴室がホテル並みにピッカピカだったのは、留学生にとってとても嬉しかったです。
(それでもまだ配水管が詰まるので、2度驚いた)

とにかくシャワー関係は細かいルールがあるよ
洗濯は週1回
水不足の国、スペイン。
洗濯も滅多にしません。
私の家では週に1回、おばあちゃんが全員分の服を洗濯する決まりになっていました。
冬はあまり洗濯しなくても大丈夫ですが、問題なのは夏!!
下着、Tシャツ、タオルなどは10日分くらい持って行かないと着る服が無くなります。
おばあちゃん曰く「1日着ただけで洗濯しなさんな…私は夏場も3日は着まわすで」とのことでしたが、とっても汗かきな私はこれだけは真似できませんでした(笑)
洗濯頻度は少ないものの、いつもおばあちゃんは洗濯、物干し、アイロンまで全てしてくれたので感謝しています。
(ホストファミリーによっては、自分で洗濯するところもあるようです)

おばあちゃんありがとう!
外食する際は事前に伝える
ホームステイでは特に何も伝えない限り、毎日ホストファミリーがご飯を作って待っていてくれます。
私の住んでいた家では、外出などでご飯が要らない場合、数時間前までにその旨を連絡することがルールになっていました。
ホストファミリーによっては前日までに連絡することがルールになっていることもあるようです。
私は、スペイン留学中は沢山外食すると決めており、初めから朝食と昼食のみのコースでホームステイを申し込んでいました。
(3食のコースに比べて料金が少し安くなります)
ちなみに、外食などでホームステイ先のご飯をキャンセルしても、その分のご飯を翌日に回したりする事は出来ませんでした。

もし外食が多くなりそうなら、初めから2食コースで申し込むのがおすすめだよ
キッチンは使える家と使えない家がある
先ほどの話と切っても切れないのが「キッチンに関するルール」
スペインでは自由にキッチンや冷蔵庫、電子レンジなどを使える家庭が多いですが、おばあちゃんの家では全てNGでした。
そうとは知らずに夕食抜きコースで申し込んでしまった私。
どうにかおばあちゃんと交渉して「電子レンジのみOK」という特別許可を貰えましたが、正直冷蔵庫やキッチン設備が無くては何も作れません。
でも、綺麗好きなおばあちゃんの気持ちもわかる。
最終的には「夜ご飯を家で食べるときはフルーツのみ」というスタイルに落ち着きました。

それなのに5キロ近く太った…Why?
アルコール・タバコの持ち込み禁止
ビール好き、喫煙者には残念なお知らせです。
私がお世話になったホームステイ先では、アルコール類とタバコの持ち込みが禁止されていました。
幸いにも同居人に喫煙者はいなかったのですが、もし今後おばあちゃんの家に来てしまった場合、かなり厳しい生活になるかもしれません。
気になる人は、事前にホームステイの仲介会社に相談しておくことをおすすめします。

お蔭でとっても健康的な生活が出来た!
ベッドメイキングは自分でする
スペイン語でベッドメイキングは「Hacer la cama」
基本的には、朝起きたタイミングでベッドを整えるのがルールになっています。
私は毎朝学校に行く前にベッドメイキングをしていたのですが、家に帰ると何故かホテル並みに綺麗に整えられていました。
(多分綺麗好きなおばあt…以下省略)
もし、ベッドメイキングの仕方が分からない人は、以下の動画を見てみるのがおすすめ!
日本の家庭で一般的なベッドとは少し方法が異なります。

スペイン以外の国でもよくあるルールだよ
電気は極力使わない
スペインでは電気代がとにかく高い。
昼間照明を付けないのは当たり前、夜中でもテレビの明かりだけで生活します。
その割にはスペインでは日差しが強すぎる影響で、日中は窓のブラインドを閉めるのが一般的。
よって家の中は基本的に薄暗いです。
私のステイ先では、4人暮らしなのに月数万円単位で電気代がかかるらしく、おばあちゃんは毎日嘆いていました。
そのせいか、「電気を付ける際は静かにスイッチを押して節電すること」という謎ルールも存在していたほど。

本当に何万円もしていたのかは謎だけど、高いのは事実
意外と自由だった点
そんな厳しいルールが沢山あったおばあちゃんの家ですが、意外と自由な点も沢山ありました。
無断でオールナイト外出してもOK
スペインでは「若者=オールナイトで遊ぶ」という方程式があるのかないのか、おばあちゃんの家では門限がありませんでした。
むしろ夜中まで遊んでくることを推奨されたことも(笑)
私たちが住んでいたアルカラという町は、首都マドリードからバスで40分の場所にあります。
それもあってか、一晩中首都の中心とアルカラをつなぐバスが走り、真夜中でも沢山の人が出歩いていました。
家の近くにはいくつかDiscoteca(クラブ)もあり、一晩中空いているバルも沢山。
夜遊びが好きな人にはたまらない環境だと思います。

深夜に帰宅すると何故かおばあちゃんが嬉しそうだった(笑)
好きなだけテレビ見放題
節電には厳しいですが、テレビだけはなぜか見放題でした。
そもそもテレビを照明代わりにしているので、つけっぱなしにすることに抵抗が無いのかもしれません。
おばあちゃんの家は4LDKのピソ(マンション)でありながら、4台もテレビがありました。
たまに同居人で集まってスペイン語版のドラえもんや映画を見たのは、とっても良い思い出です。
ちなみに、こういう時にAmazonプライム等の動画配信系アカウントを持っておくと同居人にモテます(笑)
「お急ぎ便」や書籍系も無料で利用できるので、海外生活の強い味方になること間違いなしです。

テレビのお蔭でリスニングが上達したのもある
自宅でヘアカラーしてもOK
スペインでは、赤や青など派手な色に髪を染めている人をよく見かけます。
私がステイした家にも、ヘアカラーにこだわりのある留学生が多く、家で染める人もいました。
(排水溝の件でおばあちゃんが激オコなのを見ていたので再度驚いた)
日本では逆に家でヘアカラーをするのを嫌がる家主も多いので、そこにカルチャーショックを感じました。
ただ、スペインでは20€程度で染めてくれる美容院が多いので、わざわざ自分でするメリットは少ないです。

私は金髪にしていたら、エレベーターで知らない人に「¡Qué mona!」と褒められたよ
ベジタリアン留学生にも対応
ベジタリアン、ヴィーガンが多いスペインならではのメリット。
丁度同居していた留学生の中にはベジタリアンやヴィーガンが多かったのですが、おばあちゃんは一人一人に合わせた料理を作っていました。
ただ、特に大豆ミール系は値段が高く、作るのにも手間がかかることから、食事の準備がとても大変そうだったのも事実。
おばあちゃんのように料理に時間を割けるホストファミリーでない限り、他の家庭では難しいかもしれません。

食事にこだわりがある人は申し込み前に要相談!
滞在期間延長も可能
スペインでは契約期間が終わった後、ホストファミリーに直接料金を払って期間を延長できることが多いです。
この場合、仲介業者がいなくなるので、通常よりも安めにステイさせてもらえることも。
もしホストファミリーと相性が良く、相手側の都合もいい場合は是非検討してみてくださいね!

長期休暇はホストファミリー業を休む家も多いから、早めに聞いてみよう!
逆に滞在期間を短くしたいときも、ホストファミリーや学校に相談すると親身になって対応してくれます。
私はニュージーランドで一度ホストファミリーを変更してもらったことがあります(泣)
ホームステイのルール まとめ
スペインで実際に経験したホームステイのルールを紹介してみました。
私がステイした家ではかなり厳しかったですが、家によっては全く決まりが無いこともあります。
滞在先に到着したら、まずはそれぞれの家庭のルールを確認してみましょう♪
分からないことがあれば、スペイン語の練習代わりに沢山ホストファミリーに話しかけてみてください。
きっと親身になって答えてくれるはず…!
他にもホームステイ関連の記事があるので、是非見てみてくださいね♪
ホームステイ先に喜ばれるお土産
意外と「箸」はあまり人気無いです(泣)
ホームステイが合わなさすぎてファミリーを変えてもらった話
人生、いろいろあるからね…!☆
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